つむじはげ(頭頂部薄毛)の基準と原因は?進行を止める治療法を解説【医師監修】
本記事はAGA治療の専門医院として23年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
鏡や写真でふと頭頂部を見たとき、地肌が透けて見えて不安になった経験はないでしょうか。
頭頂部の薄毛は『つむじはげ』とも呼ばれ、自分の目で確認しづらいため、「気のせいか」「まだ大丈夫か」と判断に迷いやすい部位です。
多くの場合、つむじはげ(頭頂部薄毛)はAGA(男性型脱毛症)が原因で進行します。放置すると毛包が小さくなり、回復が難しくなっていきます。
本記事では、つむじはげと正常なつむじの見分け方から、脱毛が進む医学的なメカニズム、ガイドラインが推奨する承認薬による治療法までを専門医が解説します。
- つむじはげの主因はAGA。毛髪の細さと頭皮の色がセルフチェックの目安
- 治療の基本はフィナステリド・デュタステリドの内服とミノキシジル外用
- 未承認のミノキシジル内服や個人輸入は健康被害のリスクが高く非推奨
この記事の監修者
甲斐沼 明(かいぬま あきら)
前任の日髙士郎先生からの要望を受け、令和7年12月よりリブラクリニック目黒院院長に就任。長年の臨床経験を活かし、ED治療・AGA治療に取り組む。
つむじはげかどうかを見極めるセルフチェック基準
つむじはげの判断基準は、毛髪の太さ・頭皮の色・毛流れの3点です。健康な頭皮は青白く、毛が太く、つむじの渦がはっきりしています。これらが崩れてきたら進行のサインと考えられます。
自分では見えにくい部位だからこそ、目で見て分かる目安で確認しましょう。
正常なつむじとの見分け方

正常なつむじと薄毛が進んだ頭皮は、色と毛流れで見分けられます。健康な頭皮は青白く透き通り、毛が太いため地肌がほとんど目立ちません。つむじの渦も中心がくっきりしています。
一方、薄毛が進むと頭皮が赤茶色に透けて見え、つむじの渦が崩れてすだれ状になります。これは毛が細く短くなり、地肌を覆いきれなくなるためです。頭皮の赤みは炎症や血行不良のサインでもあるため、色の変化は重要な判断材料になります。
明るい場所で合わせ鏡を使い、頭皮の色と地肌の透け具合を確認してみてください。
抜け毛の太さと毛根でわかる毛包のミニチュア化
抜け毛が細く短くなってきたら、AGAが進行しているサインです。健康な毛は太く長く、毛根の先がふっくらと丸みを帯びています。これが細く短い軟毛(産毛)に変わり、毛根が先細りしている場合、毛包のミニチュア化が起きています。
毛包のミニチュア化とは、髪を作る組織が少しずつ小さくなり、太い毛を育てられなくなる現象です。AGAでは髪が伸びる成長期が短縮され、十分に育つ前に抜け落ちてしまいます。その結果、産毛のような細い毛が増えていきます。
枕元や洗髪時の抜け毛を観察し、太い毛より細い毛が目立つようなら注意が必要です。
スマホ撮影で経過を記録し受診時期を見極める
頭頂部の変化は、スマートフォンの定点撮影で記録するのが有効です。目視だけでは「思い込みかもしれない」と判断を先延ばしにしがちですが、写真で比べれば毛量の変化が一目でわかります。
同じ照明・同じ角度で月に一度撮影し、数ヶ月単位で見比べてみてください。地肌の透け具合が広がっていれば、進行している可能性が高いといえます。
頭皮の赤みや毛の軟毛化など、複数のサインが重なったら早めに専門医へ相談しましょう。毛包が完全に活動を止める前に治療を始めるほど、回復の余地は大きくなります。
頭頂部の薄毛が進行する原因とメカニズム
頭頂部の薄毛が進む主な原因は、AGA(男性型脱毛症)です。男性ホルモンが脱毛を促すホルモンに変わり、毛包を萎縮させます。
加えて、頭皮環境の悪化や血行不良が抜け毛を後押しします。原因を正しく知れば、効果のある治療法を選べます。
DHTが毛包を縮ませるAGAの仕組み

AGAの根本原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンです。男性ホルモンのテストステロンが、頭頂部から前頭部に多く分布する5αリダクターゼという酵素と結びつくと、より強力なDHTへと変換されます。
このDHTが毛乳頭細胞の受容体に結合すると、毛母細胞の分裂が抑えられ、髪の成長期が数ヶ月から1年程度に短縮されます。その結果、髪が十分に育つ前に抜け、毛包が少しずつ小さくなるミニチュア化が進みます。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版|Mindsガイドラインライブラリ
頭頂部は5αリダクターゼが多い部位のため、DHTの影響を受けやすく、薄毛が目立ちやすくなります。DHTが薄毛や性機能に与える影響を詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。
関連記事:ジヒドロテストステロン(DHT)とは?AGA・性機能への影響と対策を専門家が解説【医師監修】
脂漏性皮膚炎やフケが頭皮環境を悪化させる
頭皮環境の悪化も、頭頂部の抜け毛を進める要因です。皮脂が過剰に分泌されると、頭皮の常在菌が増えて炎症を起こすことがあります。これが脂漏性皮膚炎で、赤みやかゆみを伴い、毛の発育を妨げます。
また、大量のフケが毛穴をふさぐと、毛の成長が妨げられます。洗いすぎや洗い残し、合わないシャンプーの使用も頭皮トラブルにつながります。
ただし、これらはAGAそのものとは異なる要因です。頭皮環境を整えても薄毛が続く場合は、AGAが進行していると考えられます。
ストレスや睡眠不足が招く血行不良
過度なストレスや睡眠不足は、頭皮の血行を悪化させて抜け毛を後押しします。強いストレスが続くと交感神経が優位になり、頭皮の細い血管が収縮します。すると、毛母細胞に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。
睡眠不足も影響します。髪の成長や細胞の修復に関わる成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるためです。生活習慣が乱れると、脱毛が進みやすくなります。
生活習慣の見直しは大切ですが、それだけでAGAの進行を止めることはできません。根本的な改善には医学的な治療が必要です。
つむじはげを食い止める承認薬による治療法
つむじはげの治療の基本は、厚生労働省が承認した治療薬です。日本皮膚科学会のガイドラインでは、フィナステリド・デュタステリドの内服と、ミノキシジルの外用が高い推奨度で挙げられています。
医学的根拠のある治療を選ぶことが、進行を食い止める近道です。
ガイドラインが強く勧める3つの承認薬
つむじはげの治療で医学的に効果が認められているのは、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル外用薬の3つです。日本皮膚科学会のガイドラインでは、いずれも最も高い推奨度「A(行うよう強く勧める)」とされています。
育毛サロンや医学的根拠の乏しい民間療法、市販の育毛シャンプーだけでは、AGAの進行そのものを止めることはできません。進行を抑えるには、承認薬による治療が第一選択になります。
当院でも「シャンプーをいろいろ試したが変わらない」というご相談をいただきますが、その多くは承認薬での治療に切り替えることをおすすめしています。
フィナステリド・デュタステリドの効果と副作用

フィナステリドとデュタステリドは、DHTの生成を抑えて抜け毛を防ぐ内服薬です。フィナステリドは2型の5αリダクターゼを、デュタステリドは1型と2型の両方を阻害します。デュタステリド0.5mgの服用で、血中のDHT濃度が約91.2%低下したと報告されています。
主な副作用は、性欲減退や勃起不全(ED)といった性機能障害です。**フィナステリドでは約1%**の頻度ですが、デュタステリドは前述の添付文書で勃起不全4.3%・性欲減退3.9%と、フィナステリドより高くなっています。
また、フィナステリドは前立腺がんの検査値(PSA)を約半分に低下させるため、検査を受ける際は服用中であることを医師に伝える必要があります。
さらに2023年8月の添付文書改訂で、フィナステリドに自殺念慮やうつ症状が重大な注意事項として追記されました。気分の落ち込みが続く場合は服用を続けず、処方医に相談してください。
参考:フィナステリドの「使用上の注意」の改訂について|PMDA
リスクを正しく知った上で、医師の管理下で服用することが適切な治療につながります。2剤の効果・副作用・費用の違いは、別の記事で詳しく比較しています。
関連記事:フィナステリド錠とデュタステリド錠/カプセルの違いとは?効果、副作用、費用を徹底比較【医師監修】
ミノキシジル外用薬で発毛を後押しする

ミノキシジル外用薬は、頭皮の血流を改善して発毛を促す薬です。内服薬がDHTを抑える「抜け毛を防ぐ治療」であるのに対し、ミノキシジル外用薬は毛乳頭細胞を直接刺激する「発毛を促す治療」にあたります。
国内では5%のミノキシジル外用液が第1類医薬品として承認されており、頭皮に塗布することで毛母細胞の働きを活発にします。作用の仕組みが内服薬と異なるため、両方を組み合わせると頭頂部の毛髪密度の回復が期待できます。
「抜け毛を防ぐ内服薬」と「発毛を促す外用薬」を併用するのは、つむじはげに対して理にかなったアプローチです。内服薬と外用薬の使い分けや併用については、こちらで詳しく解説しています。
関連記事:プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルの違いや併用について徹底解説【医師監修】
効果を実感するまでの期間と続けるコツ
AGA治療は、効果を実感するまでに最低3〜6ヶ月の継続が必要です。ミニチュア化した毛包が回復し、乱れたヘアサイクルが整うには時間がかかるためです。
安定した発毛を得るには、6ヶ月から1年程度の継続を見込んでおきましょう。効果が出るまでの目安をさらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
関連記事:AGAの治療期間はいつまで?効果を実感する目安は3ヶ月?6ヶ月?専門医が解説【医師監修】
治療を始めて間もない時期に、一時的に抜け毛が増える初期脱毛が起きることがあります。これは新しい髪が古い髪を押し出す過程で起きる現象で、治療が効き始めているサインの一つです。
数週間から1〜2ヶ月で落ち着くため、自己判断で中断しないことが大切です。初期脱毛の期間や原因については、別の記事で詳しく解説しています。
関連記事:プロペシア(フィナステリド)による初期脱毛とは?期間・原因・対処法を徹底解説【医師監修】
未承認薬・個人輸入に頼る危険性
つむじはげの治療で避けるべきなのが、未承認薬や個人輸入の医薬品です。安さや強い効果をうたう一方で、重い副作用や偽造品のリスクがあり、健康被害が起きても公的な救済を受けられません。
リスクを抑えて治療するには、国内承認薬を医師の管理下で使うことが大切です。
ミノキシジル内服がガイドラインで非推奨の理由
ミノキシジルの内服薬は、日本皮膚科学会のガイドラインで「行うべきではない(推奨度D)」とされています。ミノキシジルはもともと重症高血圧の治療に使われる強力な降圧剤で、脱毛症の治療薬としては国内で承認されていません。
内服すると全身に作用するため、動悸やむくみ、心臓への負担といった心臓や血管への副作用が、発毛で得られる効果を上回ると考えられています。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版|Mindsガイドラインライブラリ
「強く効く」という言葉に惹かれても、安全性が確認されていない内服薬には頼らないことをおすすめします。当院でもミノキシジル内服薬の処方は行っていません。
海外製の個人輸入が招く健康被害と救済制度の対象外
海外製の医薬品を個人輸入する行為は、健康被害と経済的損失の両方を招く危険な選択です。
コストを抑えようとインターネットで安価な海外製ジェネリックを購入する人がいますが、品質管理が不十分な偽造品や不純物混入のリスクが高く、厚生労働省も健康被害の事例を多数報告しています。
参考:個人輸入やインターネット購入による健康被害|あやしいヤクブツ連絡ネット
このリスクは、消費者が個人輸入する場合だけにとどまりません。海外から輸入した国内未承認の医薬品を処方するクリニックも存在するため、処方であっても国内承認品かどうかの確認が欠かせません。
さらに深刻なのが、個人輸入薬による健康被害は公的な救済の対象外になる点です。国内承認薬を適正に使って重い副作用が出た場合、医薬品副作用被害救済制度による補償を受けられますが、個人輸入薬はこの制度の対象外で、すべて自己責任となります。
海外製AGA治療薬の偽造品リスクについては、こちらで詳しく解説しています。
関連記事:AGA治療薬の海外製は4割が偽物?個人輸入の危険性と「安く安全に」買うための最適解
『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは下記サイトをご覧ください。
参考:医薬品副作用被害救済制度|独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
なぜ国内承認薬を医師の管理下で続けるのか
つむじはげを改善するには、国内承認薬を医師の管理下で続けることが大切です。未承認薬や個人輸入薬は、一見すると安く強く効くように見えますが、健康被害が起きたときの損失は治療費をはるかに上回ります。
国内承認薬であれば、効果と副作用が臨床試験で確認されており、万が一の際の救済制度も整っています。遠回りに見えても、承認薬を続けることが結果的に着実な改善につながります。
「安さや即効性」ではなく「リスクの低さと医学的根拠」を基準に治療法を選ぶことが、後悔しない選択につながります。
誰にも知られず頭頂部の薄毛を相談できるリブラクリニック
リブラクリニックでは、スマートフォンひとつで予約から診察、薬の受け取りまで完結できる仕組みを整えています。
AGA治療を始めるうえで最大の壁になりがちな「人目が気になる」という不安を取り除き、自宅にいながら国内承認薬による治療を続けられます。
待合室での気まずさをなくす診察の流れ
リブラクリニックでは、来院せずに自宅で診察から薬の受け取りまで完結できます。AGA治療をためらう最大の理由が「クリニックに入るところを見られたくない」「待合室で知り合いに会いたくない」という心理的なハードルです。
当院ではスマートフォンひとつで予約から手続きまで済むため、誰とも顔を合わせずに自宅で受診できます。予約から診察、処方までの流れがシンプルで、忙しい方でも始めやすい仕組みです。
人目を気にせず相談できれば、治療へのハードルはぐっと下がります。
国内承認薬の適正処方とプライバシーに配慮した配送
リブラクリニックでは、国内承認のジェネリック医薬品を医師の処方のもとで提供しています。
診察料は無料で、かかる費用はお薬代と配送料のみです。フィナステリドのジェネリックは1箱4,300円から処方でき、お薬代が1万円以上の場合は送料が無料になります。
配送時には、送り主名を「L商品センター」、品名を「サプリメント」に変更できます。同居する家族や配達員に、薄毛治療の事実を知られる心配はありません。
主なAGA治療薬と価格は以下のとおりです。
| AGA治療薬 | 価格 |
|---|---|
| プロペシア錠1mg(オルガノン) | ・8,200円(1箱28錠) ・38,500円(5箱140錠)※1箱あたり7,700円 |
| フィナステリド錠1mg「トーワ」(東和薬品) | ・4,300円(1ボトル30錠) ・20,000円(5ボトル150錠)※1ボトルあたり4,000円 |
| フィナステリド錠1mg「FCI」(富士化学工業) | ・4,300円(1箱28錠) ・20,000円(5箱140錠)※1箱あたり4,000円 |
| フィナステリド錠1mg「VTRS」(ヴィアトリス製薬) | ・4,900円(1箱28錠) ・23,500円(5箱140錠)※1箱あたり4,700円 |
| ザガーロカプセル0.5mg(グラクソ・スミスクライン) | ・10,500円(1箱30カプセル) ・50,000円(5箱150カプセル)※1箱あたり10,000円 |
| デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」(東和薬品) | ・5,500円(1箱30錠) ・25,000円(5箱150錠)※1箱あたり5,000円 |
| デュタステリド錠0.5mgZA「明治」(Me ファルマ) | ・6,000円(1箱30錠) ・27,500円(5箱150錠)※1箱あたり5,500円 |
| デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」(東和薬品) | ・7,000円(1箱30カプセル) ・32,500円(5箱150カプセル)※1箱あたり6,500円 |
| ミノキシジル配合外用液5% 60ml(富士化学工業) | ・5,000円(1本) ・9,000円(2本)※1本あたり4,500円 |
| カルプロニウム塩化物(長生堂製薬) | ・1,500円(1本) ・6,000円(5本)※1本あたり1,200円 |
つむじはげの治療でお悩みの方は、リブラクリニックにご相談ください。
まとめ:つむじはげは早めの承認薬治療で食い止める
つむじはげの多くはAGAが原因で、毛の細さや頭皮の色がセルフチェックの目安になります。進行を食い止めるには、フィナステリドやデュタステリドの内服とミノキシジル外用という承認薬による治療が基本です。
未承認のミノキシジル内服や個人輸入薬は健康被害のリスクが高く、おすすめできません。リブラクリニックなら、国内承認薬を自宅にいながら医師の処方で続けられます。気になり始めた今が、治療を始める好機です。
当院で取扱の薬品
当院では、国内正規品のプロペシアとフィナステリド錠(プロペシアジェネリック)、ザガーロとデュタステリド錠/カプセル(ザガーロジェネリック)、ミノキシジル配合外用液5%、カルプロニウム塩化物外用液5%を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
- プロペシア(フィナステリド)とは?効果・副作用・費用から注意点まで専門医が徹底解説【医師監修】
- 当院で取扱のプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)(東和薬品株式会社/富士化学工業株式会社/ヴィアトリス製薬合同会社)
- ザガーロ(デュタステリド)の効果や副作用、服用方法と注意点を解説【医師監修】 – AGA治療のリブラクリニック
- 当院で取扱のザガーロジェネリック(デュタステリド錠/カプセル)(東和薬品株式会社/Me ファルマ株式会社)
- ミノキシジルの効果と副作用、内服薬と外用薬の違いについて解説【医師監修】
- 【医師監修】カルプロニウム塩化物の処方と服用方法 –AGA治療のリブラクリニック
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