シアリスの副作用と注意すべき症状について解説【医師監修】

本記事はED治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。

シアリスの副作用にお悩みの方は、適切な診療と最適な薬の処方をいたしますので、お気軽にオンライン診療をお申し込みください。来院不要でかかる費用はお薬代のみです。

この記事の監修者

シアリスの一般的な副作用

シアリスの副作用は少ないと報告されていますが、約1～2割程度の方に

• 顔のほてり
• 軽い頭痛
• 軽い色覚変化
• 消化不良

などが出る場合があります。

これらの症状はシアリスの血管拡張作用によるもので、お酒を飲んだ時に顔が熱くなり赤くなるのと同じようなものです。どれも一時的な症状ですのでご安心ください。

これらの症状は頭痛薬あるいは整腸剤と一緒に飲めば防げると思います。シアリスと頭痛薬や整腸剤の併用は問題ありませんのでご安心ください。

「顔のほてり」が出た場合の対処法

室内を涼しくして自然に症状が治まるのを待ちましょう。顔に冷たいものをあて、ほてりを直接冷やすのも有効です。

「軽い頭痛」が出た場合の対処法

頭痛薬を併用し、症状が自然に治まるのを待ちましょう。

シアリスとアルコールの同時摂取で頭痛が出る場合もあるため、シアリスの服用で頭痛が出やすい方はアルコールの摂取を避けましょう。

「軽い色覚変化」が出た場合の対処法

シアリスの効果時間が切れて、症状が自然に治まるのを待ちましょう。ただし、この症状が継続する場合には、すぐに医師へ相談しましょう。

「消化不良」が出た場合の対処法

胃腸薬を併用して症状が自然に治まるのを待ちましょう。身体や腹部を温かくし、胃腸の働きを弱らせないようにするのも有効です。

シアリスを服用して消化不良が起きやすい方は、胃腸を冷やさないようにぬるま湯で服用することをおすすめします。

シアリス特有の副作用

また、シアリス固有の症状として背部痛、筋痛、四肢痛があります。時間の経過とともに改善しますが、背部痛がひどい場合は市販の痛み止めを服用するといいでしょう。

詳しくは以下の記事をご覧ください。
シアリスと背部痛や筋痛や四肢痛 – ED治療のリブラクリニック

シアリスの注意が必要な副作用

一方で、注意が必要な副作用もあります。

過敏症として、

• 発疹
• 蕁麻疹
• 顔面浮腫
• 剥脱性皮膚炎
• StevensJohnson症候群

といった症状があらわれることがあります。

また、以下の方はシアリスを服用しないでください。

• 慢性心不全などで、sGC刺激剤（アデムパスなど）で治療中の方
• 狭心症などで、硝酸薬（飲み薬・舌下錠・貼り薬・注射・吸入剤など）で治療中の方

こういった併用禁忌薬は他にもございますので、詳しくは下記記事をご覧ください。
シアリスの併用禁忌薬、処方禁忌について解説【医師監修】 – ED治療のリブラクリニック

シアリスのその他の副作用

その他、詳細な副作用については下記のとおりです。

発生率	循環器
1%以上	潮紅
0.2～1%未満	動悸、ほてり
0.2%未満	血管拡張、心拍数増加、胸痛、狭心症、頻脈、高血圧、低血圧
頻度不明	心筋梗塞※1 、心臓突然死※1、失神、起立性低血圧

発生率	感覚器
1%以上
0.2～1%未満	霧視、眼の充血、眼の異常感
0.2%未満	耳鳴、視覚障害、眼痛、流涙増加、眼刺激、結膜充血、視野欠損、結膜炎、乾性角結膜炎、眼瞼腫脹
頻度不明	色覚変化、回転性眩暈、網膜静脈閉塞、非動脈炎性前部虚血性視神経症※2 、網膜動脈閉塞、中心性漿液性脈絡網膜症

発生率	消化器
1%以上	消化不良
0.2～1%未満	上腹部痛、悪心、胃食道逆流性疾患、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、腹痛、胃（胸部）不快感
0.2%未満	便秘、腹部膨満、軟便、胃刺激症状、嚥下障害
頻度不明	食道炎

発生率	肝臓
1%以上
0.2～1%未満	肝機能異常（AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇を含む）
0.2%未満	ALP上昇
頻度不明

発生率	腎臓
1%以上
0.2～1%未満
0.2%未満	腎機能障害、尿酸値上昇
頻度不明

発生率	筋骨格
1%以上	背部痛、筋痛、四肢痛
0.2～1%未満	関節痛、筋痙攣（筋収縮）、筋骨格痛
0.2%未満	筋骨格硬直、頚部痛、殿部痛
頻度不明

発生率	精神・神経系
1%以上	頭痛
0.2～1%未満	めまい、睡眠障害
0.2%未満	錯感覚、傾眠、不安、片頭痛
頻度不明	脳卒中※1、感覚鈍麻

発生率	泌尿・生殖器
1%以上
0.2～1%未満
0.2%未満	排尿困難、勃起増強、意図しない勃起
頻度不明	持続勃起症、勃起の延長

発生率	呼吸器
1%以上	鼻閉
0.2～1%未満	鼻炎、副鼻腔うっ血
0.2%未満	呼吸困難、喀血
頻度不明	鼻出血、咽頭炎

発生率	皮膚
1%以上
0.2～1%未満
0.2%未満	紅斑、多汗、爪囲炎
頻度不明	そう痒症

発生率	その他
1%以上
0.2～1%未満	疲労、無力症、疼痛、体重増加、倦怠感
0.2%未満	熱感、末梢性浮腫、粘膜浮腫、口渇
頻度不明

※1：これらのほとんどの症例が本剤投与前から心血管系障害等の危険因子を有していたことが報告されており、これらの事象が本剤、性行為又は患者が以前から有していた心血管系障害の危険因子に起因して発現したものなのか、又は、これらの要因の組合せにより発現したものなのかを特定することはできない。

※2：薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与中に、まれに、視力低下や視力喪失の原因となりうる非動脈炎性前部虚血性視神経症（NAION）の発現が報告されている。これらの患者の多くは、NAIONの危険因子［年齢（50歳以上）、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等］を有していた。外国において、NAIONを発現した45歳以上の男性を対象として実施された自己対照研究では、PDE5阻害剤の投与から消失半減期（T1/2）の5倍の期間内（タダラフィルの場合約4日以内に相当）は、NAION発現リスクが約2倍になることが報告されている。

まとめ

シアリスは厚生労働省により医療用医薬品として指定されており、日本国内での処方は医師による診断が必要な薬品です。

副作用と思われる症状については、正しく理解し、用法用量を守って服用するようにしてください。

当院では国内正規品の日本新薬株式会社のシアリス錠を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。

シアリスの処方と服用方法【医師監修】 – ED治療のリブラクリニック

また、シアリスにはタダラフィル（シアリスジェネリック）というジェネリック薬もあり、当院でも取り扱いしております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
タダラフィル（シアリスジェネリック）の処方と服用方法 – ED治療のリブラクリニック

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