海外製ED治療薬はなぜ避けるべき?
国内正規品との決定的な違いと安全な治療のための選び方を解説【医師監修】
本記事はED治療の専門医院として23年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
オンライン診療の広告などで安価な海外製ED治療薬を見かけ、国内正規品のED治療薬との違いや安全性について疑問を感じていませんか?価格の手頃さから海外製のED治療薬に惹かれるかもしれませんが、その選択には慎重な判断が求められます。
この記事では、海外製と国内正規品のED治療薬の決定的な違い、特に安全性に関わる重大なリスクや法的な保護の有無について、医学的根拠に基づき解説します。
この記事の監修者
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。AGA薬、デュタステリド0.5mg(ザガーロジェネリック)を7年継続して服用中。
ED治療薬の海外製と国内正規品の決定的な違いとは?
海外製ED治療薬と国内正規品のED治療薬を比較する上で最も重要な違いは、日本の「厚生労働省」による承認を受けているか否かという点です。
この承認は単なる形式的な手続きではありません。日本の法律に基づき、品質、有効性、そして日本人の体質に対する安全性が厳格に審査され、保証されていることを意味します。
一方、個人輸入などで入手する海外製ED治療薬は、製造国の規制当局の承認は受けているかもしれませんが、日本の基準での検証は一切行われていません。つまりその品質や安全性は、日本の医療制度の中では全く保証されていないのです。
単に「どの国で作られた製品か」という好みの問題ではなく、「国に守られた安全な治療を受けるか、すべて自己責任で危険を背負うか」という、自身の健康を左右する重大な選択となります。
海外製と国内正規品ED治療薬の比較表
| 特徴 | 国内正規品治療ED薬 | 海外製ED治療薬 |
|---|---|---|
| 承認機関 | 厚生労働省 | 各国の規制当局(日本の承認はなし) |
| 品質・安全性 | 日本の医薬品医療機器等法に基づき保証 | 保証なし(偽造品・不純物混入リスク) |
| 有効成分 | 規定量を正確に含有 | 不明(過剰・過少・含有ゼロの可能性) |
| 副作用被害救済制度 | 対象 | 対象外 |
| 入手方法 | ・病院、クリニックでの診療、オンライン診療 | ・大手クリニックのオンライン診療 ・個人輸入、輸入代行サイト |
この比較表から明らかなように、両者の間には価格以上の大きな違いが存在します。万が一の事態が発生した際に、自身の健康と経済的負担が守られるかに直結します。
海外製ED治療薬に潜む3つの重大リスクと、国内正規品を選ぶべき医学的根拠
価格の安さに惹かれて海外製のED治療薬を選ぶことは、自身の健康を重大な危険に晒す行為です。医学的な観点から、個人輸入される海外製ED治療薬には、主に3つの看過できないリスクが存在します。
1. 偽造品や粗悪品がもたらす深刻な健康被害
個人輸入でED治療薬を入手する際、最大のリスクは偽造品や粗悪品の存在です。
製薬会社4社が合同で実施した調査では、インターネット経由で入手したED治療薬の約4割が偽造品であったと報告されています。
参考:<偽造ED治療薬4社合同調査結果>インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品
これらの偽造品は、有効成分が全く含まれていない、あるいは逆に承認用量を超える過剰な量が含まれているケースがありますが、さらに深刻なのは、表示とは全く異なる未知の成分や不純物が混入している可能性です。
こうした偽造品や不純物混入のリスクは、製造・流通過程が不透明であることに起因します。
日本国内で正規に流通する医薬品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」のもとで厳格に管理されています。
参考:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 | e-Gov 法令検索
一方、個人輸入される海外製ED治療薬は、不衛生な場所で製造されていたり、適切な温度管理がなされずに輸送されたりしている可能性も否定できません。
実際に、個人輸入した医薬品が原因で、動悸、頭痛、肝機能障害といった健康被害や、最悪の場合には死亡に至った事例も厚生労働省から報告されています。
参考:個人輸入において注意すべき医薬品等について|厚生労働省
多くの利用者は、偽造品の存在を知りながらも「自分が利用しているサイトは安全だ」と思い込んでしまいがちです。ある調査では、ネット購入者の9割近くが「自分の購入した薬は本物だ」と信じているという結果が出ています。
しかし、現在の偽造品はパッケージや錠剤の見た目が極めて精巧に作られており、専門家でさえも目視での判別は不可能です。
プロフェッショナルに見えるウェブサイトや肯定的なレビューに惑わされず、「約2回に1回は偽造品を掴む可能性がある」という客観的な事実を認識することが極めて重要です。
2. 日本人の体質に合わない成分量と副作用
医薬品の用量は、特定の集団を対象とした臨床試験に基づいて、有効性と安全性のバランスが最も良いとされる量が設定されます。日本で承認されているED治療薬は、日本人を対象とした治験を経て適切な用量が定められています。
しかし、海外で製造・販売されている医薬品は、必ずしも日本人の体質に合わせて作られているわけではありません。例えば、インターネット上では「シアリス100mg」といった、国内承認用量(最大20mg)を大幅に超える製品が販売されていることがあります。
このような高用量の薬剤を服用すれば、効果が強まるどころか、頭痛、動悸、視覚異常といった副作用のリスクが格段に高まります。日本人にとって安全性が確認されていない用量を服用することは、自身の体で危険な人体実験を行うようなものです。
3. トラブル発生時に法的保護が受けられない
個人輸入代行業者を利用する際には、医薬品そのもののリスクに加え、取引上のトラブルにも注意が必要です。「注文した商品が届かない」「全く違う商品が送られてきた」といった問題が発生しても、相手は海外の業者であるため、言語の壁や時差などから交渉は極めて困難です。
多くの輸入代行サイトは、一見すると国内のECサイトのように見えますが、法的には利用者が「個人輸入」という行為を行っているに過ぎません。
そのため、日本の消費者保護法などの適用は受けられず、発生した損害はすべて自己責任となります。虚偽や誇大な広告に騙されて購入してしまっても、返金や返品に応じてもらえないケースが後を絶ちません。
海外製は『副作用被害救済制度』の対象外
海外製と国内正規品のED治療薬の最も重要な違い、それは『医薬品副作用被害救済制度』の対象になるかどうかです。この制度の有無は、万が一重篤な副作用が発生した際に、人生を左右するほどの大きな差となります。
この制度は、医師の処方に基づき承認された医薬品を正しく使用したにもかかわらず、入院が必要になるほどの重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や障害年金などの給付が受けられる公的なセーフティネットです。
しかし、この救済制度が適用されるのは、厚生労働省によって承認され、国内の正規ルートで処方・販売された医薬品に限られます。つまり、個人輸入によって入手した海外製のED薬は、たとえそれが本物の医薬品であったとしても、この制度の対象には一切なりません。
『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは、下記サイトをご覧ください。
医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合
安全な国内正規品のED治療薬の入手方法は、リブラクリニックのオンライン診療
ここまで海外製ED薬に伴う数々のリスクを解説してきましたが、ではどうすれば安全かつ手軽にED治療を始められるのでしょうか。その答えが、信頼できる医療機関によるオンライン診療です。
オンライン診療は通院の手間なく、プライバシーを守りながら医師の診察を受け、安全な国内正規品を処方してもらえる現代的な治療法です。
ただし、全てのオンラインクリニックが同じではありません。中には未承認の海外製薬を処方するクリニックも存在するため、どのクリニックを選ぶかが極めて重要になります。
安全性を最優先するなら、処方する医薬品が「国内正規品のみ」であることを明確にしている当院のようなクリニックを選ぶべきです。
なぜリブラクリニックが推奨されるのか
数あるオンライン診療に対応しているクリニックの中でも、リブラクリニックは安全性と利便性の両面から優れた選択肢と言えます。
- 安心の国内正規品のみ処方: リブラクリニックの最大の特長は、厚生労働省に承認された国内正規品のED治療薬のみを取り扱っている点です。
海外製の未承認薬は一切処方しないため、偽造品や品質の懸念といったリスクを完全に排除できます。 - 初診料・診察料は無料: 治療にかかる費用は、お薬代のみです。初診料、診察料が無料であるため、経済的な負担を抑え、まずは専門医に相談するという第一歩を踏み出しやすくなっています。
- 面倒なアプリは不要、スマホで完結: 専用アプリのダウンロードといった煩わしい手続きは一切不要です。ウェブサイトのオンライン診療フォームから申し込み、あとは医師からの連絡を待つだけです。
- プライバシーへの配慮: 診察が電話で完結するだけでなく、薬の配送時にもプライバシーが守られます。荷物の発送元を「L商品センター」、商品名を「サプリメント」に変更することも可能なため、誰にも知られずに治療を始めたいというニーズにもしっかりと応えています。
ED治療薬の海外製と国内正規品の違いに関するよくある質問(Q&A)
Q:海外製のジェネリック医薬品は安全ですか?
A:たとえ製造国で承認されている正規のジェネリック医薬品であっても、日本の厚生労働省の承認を得ていない限り、個人輸入品であることに変わりはありません。
したがって、日本国内においては品質・安全性の保証がなく、偽造品が紛れ込むリスクも同様に存在します。そして何より、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。安全性の根拠は「ジェネリックだから」ではなく、「日本の承認を受けているか」で判断すべきです。
Q:海外製ED治療薬は価格が安いのはなぜですか?
A:海外製ED薬が安価な理由は複数考えられます。第一に、偽造品である可能性です。有効成分を含まない、あるいは安価な別の成分で作られている場合、製造コストは格段に低くなります。
第二に、正規の医薬品であっても、日本市場向けの厳格な品質管理、流通体制、そして副作用被害救済制度の運用といった安全コストを負担していないためです。
その安さは、利用者が負うべきリスクの大きさを反映していると言えます。
Q:サイトに「正規品」と書いてあれば信用できますか?
A:必ずしも信用はできません。偽造品を販売する悪質な業者は、当然のように「100%正規品保証」などと謳います。しかし、製薬会社の調査が示す通り偽装品が含まれていることは否定できません。
ウェブサイトの記載内容だけで真偽を判断することは不可能です。日本において「正規品」であることが確実に保証されるのは、医師の処方箋に基づき、正規のルートで供給される医薬品のみです。
Q:医師が処方してくれれば海外製でも安全ですか?
A:日本の法律と倫理観を持つ医師であれば、国内で承認された医薬品を処方します。もしクリニックが未承認の海外製薬を処方している場合、それは標準的な医療行為から逸脱している可能性があります。
たとえ医師が介在したとしても、薬そのものが未承認である限り、医薬品副作用被害救済制度の対象外であるという事実は変わりません。安全を期すのであれば、リブラクリニックのように国内正規品のみに限定して処方する医療機関を選ぶことが賢明です。
まとめ
ED治療薬を選ぶ際、海外製品の安価な価格は魅力的に映るかもしれません。
しかし、その価格の裏には、約4割が偽造品という深刻なリスク、日本人の体質に合わない可能性、そして何よりも重篤な健康被害が生じても一切の公的補償が受けられないという、取り返しのつかない危険が潜んでいます。
ED治療における真の「安心」は、国の厳格な基準で品質と安全性が保証され、万が一の際には法的・経済的なセーフティネットに守られているという信頼感の上に成り立っています。
最も安全かつ効果的にED治療を進める方法は、医師の診察のもと、国内で承認された正規品を使用することです。
リブラクリニックのオンライン診療は、プライバシーを守りながら、その安全な治療へのアクセスを可能にします。専門医による診察で、あなたに合った国内正規品を処方してもらうことが、安心できる治療への最も確実な第一歩です。
当院で取扱の薬品
当院では、国内正規品のバイアグラとシルデナフィル錠(バイアグラジェネリック)、バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)、シアリスとタダラフィル錠(シアリスジェネリック)を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
- バイアグラの効果や作用時間、服用方法と注意点などを徹底解説【医師監修】
- シルデナフィルの効果や作用時間、効果的な服用方法などを徹底解説【医師監修】
- バルデナフィル(レビトラジェネリック)の効果や副作用、服用方法について解説【医師監修】
- シアリス(タダラフィル)で得られるすごい効果とは?効果や副作用、服用方法について解説【医師監修】
- 当院で取扱のシアリスジェネリック(タダラフィル錠)(東和薬品株式会社/沢井製薬株式会社)
当院では電話での問診にてオンライン診療を実施しております。来院不要でかかる費用はお薬代と送料のみですので、お気軽にご相談ください。
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