
プロペシアとフィナステリド錠の違いとは?
ジェネリックと先発医薬品の違いを解説【医師監修】
本記事はAGA治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
プロペシア(フィナステリド)やプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)をお求めの方は、お気軽にオンライン診療をお申し込みください。個人輸入などで起こる偽物のリスクはありません。来院不要でかかる費用はお薬代のみです。
男性型脱毛症、一般的にAGAとして知られるこの症状は、男性における最も一般的な脱毛症です。進行性の脱毛が特徴であり、多くの場合、生え際の後退や頭頂部の薄毛として現れます。
AGAは、毛包のミニチュア化を引き起こすジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンが主要な要因であることが知られています 。
プロペシアとフィナステリド錠は、このAGAの治療において重要な役割を果たす薬剤ですが、本記事ではこれらの違いについて解説していきます。
この記事の監修者
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。
プロペシアとは
プロペシアは、AGA治療のために特別に開発された最初の経口薬として、世界中で広く認知されています 。その歴史的な意義は大きく、AGA治療の分野における画期的な進歩と位置づけられています。
米国のメルク社によって開発され、世界60カ国以上で承認されている実績が、その信頼性を裏付けています。
当院では国内正規品のオルガノン株式会社のプロペシアを取り扱っております。詳しくは以下の記事をご覧ください。
プロペシア(フィナステリド)とは?効果・副作用・費用から注意点まで専門医が徹底解説【医師監修】 – AGA治療のリブラクリニック
フィナステリド錠とは
「フィナステリド」はプロペシアに含まれる有効成分の名称ですが、プロペシアの特許期間満了後、同一の有効成分を含むジェネリック医薬品、「フィナステリド錠」がより手頃な価格で市場に登場しました 。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同等の品質、有効性、安全性が求められるため、フィナステリド錠はプロペシアと同様の効果が期待できる、経済的な代替手段として多くの患者に選ばれています。
当院では、国内正規品の東和薬品株式会社、富士化学工業株式会社、ヴィアトリス製薬合同会社のプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)を取り扱っております。詳しくは以下の記事をご覧ください。
当院で取扱のプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)(東和薬品株式会社/富士化学工業株式会社/ヴィアトリス製薬合同会社) – AGA治療のリブラクリニック
最も顕著な違いは価格
フィナステリド錠とプロペシアの最もわかりやすい違いは、価格です。
一般的に、ジェネリック医薬品であるフィナステリド錠は、先発医薬品であるプロペシアよりも大幅に安価に入手可能です。
当院で取扱のプロペシアとフィナステリド錠の価格は以下のとおりです。
薬剤名 | 価格 |
---|---|
プロペシア錠1mg(オルガノン株式会社) | 1箱(28錠入):8,200円 5箱(140錠入):38,500円※1箱あたり7,700円 |
フィナステリド錠1mg「トーワ」(東和薬品株式会社) | 1ボトル(30錠入):4,300円 5ボトル(150錠入):20,000円※1ボトルあたり4,000円 |
フィナステリド錠1mg「FCI」(富士化学工業株式会社) | 1箱(28錠入):4,300円 5箱(140錠入):20,000円※1箱あたり4,000円 |
フィナステリド錠1mg「VTRS」(ヴィアトリス製薬合同会社) | 1箱(28錠入)4,900円 5箱(140錠入)23,500円※1箱あたり4,700円 |
この価格差は長期的な治療を必要とするAGAにおいて、患者さんにとって大きな経済的メリットとなります。
費用の比較(1ヶ月あたりの目安)
有効成分 | プロペシア | フィナステリド錠 |
---|---|---|
フィナステリド | 7,700円〜8,200円 | 4,000円〜4,900円 |
※1ヵ月に1ボトル(1箱)の服用を想定。
※上記はリブラクリニックの料金です。最安価格はまとめ買いによる価格を掲載しています。
入手にはどちらも医師による処方箋が必要
プロペシアもフィナステリド錠も、日本では医療用医薬品に分類されており、薬局やドラッグストアで市販されていません。どちらの薬剤も、医師の診察を受け、処方箋を発行してもらう必要があります。
近年では、オンライン診療を利用して、自宅にいながら医師の診察を受け、処方箋を発行してもらい、郵送で薬剤を受け取ることが可能になっています。
なお、安全性や品質が保証されない個人輸入による購入は避けるべきです。厚生労働省も、個人輸入のリスクについて注意喚起を行っています。
正規の医療機関やオンライン診療を通じて入手することが、安全かつ確実な方法ですので、当院にお気軽にご相談ください。
オンライン診療 – ED治療・AGA治療専門のリブラクリニック
添加物は異なるものが使用されている
有効成分は同一であるものの、ジェネリック医薬品であるフィナステリド錠は、先発医薬品であるプロペシアとは異なる添加物を含みます。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品との生物学的同等性が厳格に試験され、承認されているため、これらの添加物の違いは一般的には薬剤の有効性や安全性に大きな影響を与えるものではありません。
ごくまれに、特定の添加物に対してアレルギー反応を示す可能性はありますが、その場合は医師に相談することをおすすめします。
日本のジェネリック医薬品は、国の厳しい基準と法律に基づいて製造・販売されており、品質管理体制も確立されていますので安心して選択してください。
効果、作用機序はどちらも同じ
フィナステリド錠はプロペシアのジェネリック医薬品であり、同じ有効成分を同一量含んでいるため、効果についても同等であることが保証されています。
男性型脱毛症(AGA)の主な原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンです 。
テストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きによって、より強力な活性型ホルモンであるDHTに変換されることで、毛包のミニチュア化が進行し、髪の毛が細く短くなり、最終的には抜け落ちてしまいます。
5αリダクターゼには、主に『I型』と『II型』の2種類が存在しますが、有効成分フィナステリドは主に『II型』を阻害する働きを持ちます。
5αリダクターゼ(還元酵素)I型とは
『5αリダクターゼI型』は毛乳頭細胞や全身の皮脂腺に多く分布しており、頭皮においては側頭部や後頭部に多く存在します。皮脂の分泌量を活性化させるため、ニキビができやすい人が多い傾向もあります。
5αリダクターゼ(還元酵素)II型とは
『5αリダクターゼII型』は特に頭皮の前頭部や頭頂部に多く存在します。男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に変化しやすいため、ヒゲや体毛が濃い人が多い傾向もあります。
副作用、安全性はどちらも同じ
副作用についても、有効成分が同じであるため、プロペシアとジェネリックのフィナステリド錠で基本的な違いはありません。
ただし、添加物が異なるため、ごくまれに個別の反応が生じる可能性は否定できませんが、主な副作用はフィナステリドの作用機序に起因するものです。
フィナステリド錠の主な副作用として報告されているのは、性欲減退、勃起不全(ED)、射精障害などの性機能障害です。
臨床試験や市販後の調査データによると、これらの副作用の発生頻度は比較的低いとされていますが、個人差があります。
その他、まれに肝機能異常、抑うつ、女性化乳房などの副作用が報告されています。
副作用が現れた場合、症状によっては適切な対処法で改善できることもありますが、薬の用量を減らしたり、別の治療薬に切り替えたりする必要が生じることもあります。
何か気になる症状を感じた場合は、決して自己判断で服用を中止したり用量を変えたりせず、必ず処方した医師に相談するようにしましょう。
その他のAGA治療薬との違い
フィナステリドを有効成分とするAGA治療薬以外でよく比較されるものに、デュタステリドを有効成分とするザガーロやデュタステリド錠/カプセルがあります。
フィナステリド錠とデュタステリド錠の違いについては下記記事をご覧ください。
フィナステリド錠とデュタステリド錠の違いとは?効果、副作用、費用を徹底比較【医師監修】 – AGA治療のリブラクリニック
まとめ
プロペシアとフィナステリド錠は、どちらもAGA治療に用いられる効果的な薬剤であり、最も大きな違いはその価格です。
フィナステリド錠はプロペシアのジェネリック医薬品であり、より手頃な価格で同等の効果が期待できます。
当院では国内正規品のオルガノン株式会社のプロペシア錠を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
プロペシア(フィナステリド)とは?効果・副作用・費用から注意点まで専門医が徹底解説【医師監修】 – AGA治療のリブラクリニック
また、プロペシアジェネリック(フィナステリド錠)も取り扱いしております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
当院で取扱のプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)(東和薬品株式会社/富士化学工業株式会社/ヴィアトリス製薬株式会社) – AGA治療のリブラクリニック
当院では電話での問診にてオンライン診療を実施しております。来院不要でかかる費用はお薬代のみですので、お気軽にご相談ください。