フィナステリドの精液への成分移行
本記事はAGA治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
この記事の監修者
プロフィール
昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。
フィナステリド(プロペシアジェネリック)服用中の子作り
プロペシアの有効成分であるフィナステリドを服用した状態で子作りをしても胎児に影響があった例はありません。
MSDの資料には「男性型脱毛症患者にフィナステリド1mgを1日1回6週間経口投与した時の精液中への移行量は極めて微量(投与量の0.00076%以下)であった。」と記されています。
1回の射精を介して女性が曝露される可能性のあるフィナステリド量が7.6ng以下ということであり、この値はアカゲザルによる投与実験の胎児に異常がなかった量の約750分の1より低い値となります。
フィナステリド(プロペシアジェネリック)を服用したままでの子づくりに不安をもつ男性が多くいらっしゃいます。これはフィナステリドに男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の増加を防ぐ働きがありEDを引き起こすと考えられているからです。ただジヒドロテストステロン(DHT)の増加が抑制されたところで、妊娠に影響を及ぼすことはありません。しかし、念のため、子づくり考えられる時期の1ヵ月前にはプロペシア錠の服薬をやめて体内から成分を完全に排出していただくようにお話しております。
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