デュタステリド
(ジェネリック医薬品)
の効果や副作用、
他のAGA治療薬との違いについて
解説【医師監修】

デュタステリド(ザガーロジェネリック)

目黒院・新宿院ともに5/3(金)~5/6(月)までゴールデンウイーク休診となります。 5/7(火)10:00より通常通り診療いたします。

当院では、国内正規品の東和薬品株式会社、Meiji Seikaファルマ株式会社の
デュタステリド (ザガーロジェネリック)を
取り扱っております。

AGAは、男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン」の影響により、薄毛や抜け毛を引き起こす男性特有の脱毛症です。おもに生え際や頭頂部の毛髪が薄くなり、進行すると生え際が後退します。

抜け毛などが気になる方は、以下のAGAメーターを使用して、自分がAGAかどうかを判断してみてください。

AGAメーター使用方法

もし、AGAの疑いがある場合は、「デュタステリド」という治療薬の服用を検討してはいかがでしょうか。

デュタステリドは、AGAの進行を抑え、発毛・育毛を促す効果があるため、近年のAGA治療でよく処方されています。

今回はデュタステリドの効果や副作用、服用してはいけない人の特徴などを紹介します。

この記事の監修者

プロフィール

昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。

目次※知りたい情報をクリック

    デュタステリド(ザガーロジェネリック)の要点まとめ

    デュタステリド(ザガーロジェネリック)の要点まとめ

    デュタステリド(ザガーロジェネリック)とは

    デュタステリド(ザガーロジェネリック)は、デュタステリドを有効成分として含有するAGA治療薬です。
    「デュタステリド」の薬品名はこの有効成分名から採用されています。

    もともと前立腺肥大症の治療に使われていた治療薬で、肥大した前立腺を小さくし、尿の排出を良くする効果があります。
    前立腺肥大症の原因そのものを治療でき、手術を行なう可能性や、尿が出なくなるリスクを低くすることから、多くの前立腺肥大症の治療で利用されてきました。

    デュタステリドの先発医薬品はザガーロで、グラクソ・スミスクライン株式会社から販売されています。
    ザガーロの特許期間が満了したため、厚生労働省から承認を得てジェネリック医薬品・デュタステリドが発売されました。

    ジェネリック薬品のデュタステリドとザガーロとの違い、特徴を詳しく解説します。

    AGA治療薬「ザガーロ」のジェネリック

    デュタステリドは、AGA治療薬の一つであるザガーロのジェネリック医薬品です。

    ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同じ量の有効成分を含む薬で、品質や効き目、安全性は先発医薬品と変わりません。

    ただ、飲みやすくするために味や形、大きさなどが改良され、製造方法も異なる場合が多々あります。

    実際、厚生労働省の資料では以下のように書かれています。

    “ジェネリック医薬品と先発医薬品とは、有効性や安全性について基本的に違いはありません。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と異なる添加剤を使用する場合が多くありますが、先発医薬品が上市後に添加剤を変更する場合と同様に、添加剤の違いによって有効性・安全性に違いが生じないことを確認しています。”

    引用:ジェネリック医薬品への疑問に答えます~ジェネリック医薬品 Q&A~

    ザガーロは、プロペシアの次のAGA治療薬として、厚生労働省から承認された薬です。

    デュタステリドはザガーロと同様に、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えて、ヘアサイクルを正常化させる効果があります。

    ザガーロよりも安価に購入可能

    ジェネリック医薬品のメリットは、先発医薬品と同じ効果がある薬を低価格で購入できることです。

    先発医薬品は長い期間と多額の費用をかけて開発されるため、販売価格が高くなる傾向にあります。

    その点、ジェネリック薬品には開発費がかからないため、先発医薬品よりも3~6割ほど安い価格で販売されるのです。

    当院ではザガーロのほか、デュタステリドを3種類処方しています。ザガーロカプセル0.5mgは1箱1万~1万500円ですが、デュタステリド0.5mgは1箱5,000~7,000円です。

    ここで、先発医薬品のザガーロ(0.5mg)と、ザガーロのジェネリック医薬品であるデュタステリド(0.5mg)を1日1回(1錠)、1年間服用した際の金額を見ていきましょう。

    価格 ザガーロ  デュタステリド錠0.5mgZA
    「トーワ」
    (ザガーロジェネリック)
    デュタステリド錠0.5mgZA
    「明治」
    (ザガーロジェネリック)
    デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」
    (ザガーロジェネリック)
    1錠当たり 350円 183円 200円 233円
    1ヵ月 10,500円 5,500円 6,000円 7,000円
    3ヵ月 31,500円 16,500円 18,000円 21,000円
    6ヵ月 63,000円 33,000円 36,000円 42,000円
    12ヵ月 126,000円 66,000円 72,000円 84,000円

    ※1ヵ月に30錠服用を想定。
    ※上記はリブラクリニックの料金です。

    上表から、ザガーロの場合、先発医薬品とジェネリック医薬品は1年で42,000~60,000円の金額差が出てくることがわかります。

    ザガーロとデュタステリドの料金比較

    またリブラクリニックでは、デュタステリド(ザガーロジェネリック)錠0.5mgZA「トーワ」5箱(150錠入)は25,000円と、1箱あたり500円お得に購入することが可能です。
    AGA治療薬は長い間服用することになるため、5箱のようにまとめて購入することがおすすめです。

    デュタステリドは半減期が長い

    半減期が長いイメージ

    デュタステリドは、半減期(血液中の薬品成分の濃度が半分になるのに必要な時間)が約2週間と、非常に長いのが特徴です。

    毎日飲むことで血中のDHT抑制濃度が一定に抑えられるため、安定した効果を得られます。

    同じAGA治療薬であるフィナステリドの半減期は3~4時間とされることから、効力の長さが大きく異なることがわかるでしょう。

    しかし、効果が長く持続すると、副作用の起こる可能性も高くなります。副作用の発生はまれですが、効果が長い分、副作用の症状が治まりにくいのがデメリットです。

    各AGA治療薬の違い【プロペシア・フィナステリド・ザガーロ・デュタステリド・ミノキシジル・カルプロニウム塩化物】

    それぞれのAGA治療薬の特徴の違いを下記にまとめております。

    ザガーロ
    デュタステリド錠・
    カプセル
    プロペシア
    フィナステリド錠
    ミノキシジル
    カルプロニウム
    塩化物
    有効成分 デュタステリド フィナステリド ピリドキシン塩酸塩
    トコフェロール酢酸エステル
    l-メントール
    塩化カルプロニウム
    錠剤の形状 【ザガーロカプセル】 
    ザガーロのカプセルの画像

    【デュタステリドカプセル】
    デュタステリドのカプセルの画像

    【デュタステリド錠】
    デュタステリドのトーワ錠剤の画像(表)デュタステリドのトーワ錠剤の画像(裏)
    デュタステリドの明治錠剤の画像(表)デュタステリドの明治錠剤の画像(裏)
    【プロペシア錠】
    プロペシアの錠剤の画像(表)プロペシアの錠剤の画像(裏)

    【フィナステリド錠】
    フィナステリドのトーワ錠剤の画像(表)フィナステリドのトーワ錠剤の画像(裏)
    フィナステリドのFCI錠剤の画像(表)フィナステリドのFCI錠剤の画像(裏)
    フィナステリドのVTRS錠剤の画像(表)フィナステリドのVTRS錠剤の画像(裏)
    【ミノキシジル】
    ミノキシジルの画像
    【カルプロニウム塩化物】
    カルプロニウム塩化物の画像
    効果部位 前頭部、頭頂部、後頭部 頭頂部、後頭部 脱毛している頭皮に塗布
    (気になるところ)
    脱毛している頭皮に塗布
    (気になるところ)
    特徴 男性における男性型脱毛症に効果がある。 男性における男性型脱毛症の進行遅延に効果がある。 男性における男性型脱毛症に効果がある。 男性における毛髪の成長を促す効果がある。
    作用 5α-還元酵素Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害 5α-還元酵素Ⅱ型のみを阻害 頭皮の血管を拡張して毛母細胞を活発化させ発毛を促す 頭皮の血管を拡張作用
    効果の現れ 6ヵ月間~1年
    半年以上は服用してみてください。
    ザガーロの効果について
    6ヵ月間~1年
    半年以上は服用してみてください。
    プロペシアの効果について
    4ヵ月から6ヵ月
    ミノキシジルの効果について
    1〜2ヶ月以上
    カルプロニウム塩化物の効果について
    服用・使用方法 1日1回、1錠を服用
    ザガーロの服用について
    1日1回、1錠を服用
    プロペシアの服用について
    1回1mlを1日2回塗布 1日3〜4回適量を塗布
    副作用 勃起不全、リビドー減退、その他(射精障害、精液量減少、下痢、
    胃不快感等)
    ザガーロの副作用について
    頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
    プロペシアの副作用について
    勃起不全、リビドー減退、
    精液量減少
    ミノキシジルの副作用について
    発赤、そう痒感、刺激痛、
    局所発汗、熱感
    併用禁忌 併用禁忌はありません。注意が必要な成分として「CYP3A4阻害薬」があります。
    ザガーロの併用禁忌薬について
    併用禁忌はありません。 併用禁忌はありません。 併用禁忌はありません。
    当院推奨度 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆
    料金 5,500円~
    ザガーロの料金について
    4,300円~
    プロペシアの料金について
    5,000円~
    ミノキシジルの料金について
    1,500円~
    カルプロニウム塩化物の料金について
    製薬会社 グラクソ・スミスクライン株式会社
    東和薬品株式会社
    Meiji Seika ファルマ株式会社
    オルガノン株式会社
    ヴィアトリス製薬会社
    東和薬品株式会社
    富士化学工業株式会社
    富士化学工業株式会社 長生堂製薬株式会社
    添付文章 ザガーロ添付文章 プロペシア添付文章 ミノキシジル添付文章 カルプロニウム添付文章
    オンライン処方は
    こちら
    オンライン処方は
    こちら
    オンライン処方は
    こちら
    オンライン処方は
    こちら

    デュタステリドの効果

    ヘアサイクルとデュタステリドカプセル0.5mgZA「明治」の働き

    AGA治療薬には、進行を抑える「守りの薬」と、育毛・発毛を促す「攻めの薬」があります。デュタステリドは、その両方の効果を期待できる治療薬です。

    AGAは、髪の成長を阻害するDHTが増加することで発症します。

    体内のDHT濃度が高くなると、ヘアサイクルが短くなって髪が十分に成長しないまま抜け落ち、細くコシのない髪の毛が増加して、毛髪全体が薄く見えてしまいます。

    DHTは、男性ホルモンのテストステロンに、5αリダクターゼという酵素が結び付いて生成される男性ホルモンです。

    デュタステリドには、5αリダクターゼの働きを阻害して、DHTの発生を抑える効果があります。

    体内のDHT濃度が低下するとヘアサイクルが正常になり、毛髪が強く太く成長するようになるため、ボリュームアップも実感しやすいでしょう。

    このように、デュタステリドは「守りの効果」が高い薬です。

    そのため、発毛効果を高めたい方は、攻めの効果が高い薬を併用するとよいでしょう。ただし、薬を併用する際は、必ず医師に相談してください。

    デュタステリドの副作用

    男性が落ち込む画像

    デュタステリドに限らず、薬には副作用があります。

    デュタステリドのおもな副作用には、勃起不全・性欲減退・乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)・肝機能障害が報告されていますが、頻度は高くはありません。

    ただし、デュタステリドの重篤な副作用に、肝機能障害があります。

    薬剤の成分は肝臓で代謝・分解されることから、デュタステリドの使用で肝臓に負担がかかってしまうためです。

    肝機能障害はすべての薬で起こる可能性がある副作用です。

    慢性肝炎や肝硬変などの肝臓疾患がない方は、デュタステリドを飲んでも肝機能障害が起こる可能性は低いでしょう。

    また、デュタステリドは男性ホルモンの働きを抑制するため、性欲減退や勃起不全などの副作用が見られます。

    その他、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こる場合もありますが、この現象は薬の効果でヘアサイクルが正常化している証拠であるため、安心して治療を続けてください。

    デュタステリドの副作用が起きる確率は1~5%

    デュタステリドの副作用が起きる確率は、1~5%程度といわれています。副作用の起きる確率が0.2~1.3%未満とされるフィナステリドと比較するとやや高いものの、高確率ではありません。

    副作用が出た場合はどうすればいい?

    デュタステリドの使用中は副作用があらわれる可能性がありますが、多くの場合は使用を中止すると症状が見られなくなるでしょう。

    あまり過敏になりすぎず、万が一体調に異変を感じた場合は、すみやかに医師に相談することが大切です。

    また、デュタステリドの副作用として、性欲減退や勃起不全などの症状が見られる場合には、ED治療薬を処方する方法もあります。

    デュタステリドの服用中も妊活を続けたい方や、AGAの治療中も性機能を保ちたい方は、お気軽にご相談ください。

    ED治療薬の詳細はこちら

    デュタステリドが効かない?正しい飲み方

    薬と水の画像

    AGA治療を始めたものの、思っていたほどの効果を実感できず、治療を続けるべきなのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

    薄毛改善効果の高いはずのデュタステリドで効果を感じられない理由として、以下のことが考えられます。

    • 使用開始してから期間が短い
    • 育毛・発毛効果を期待していた

    デュタステリドに効果がないと感じる理由や、効果を出すための正しい飲み方を詳しく解説します。

    基本は1日1錠服用する(2日に1回や3日ごとは×)

    デュタステリドの正しい服用法は、1日に1錠の服用です。

    飲むタイミングはいつでも問題なく、24時間の間隔を空けていればどのタイミングで服用しても問題ありません。

    デュタステリドを服用する場合は、コップ1杯程度の水やぬるま湯で服用するようにし、ジュースやコーヒーなどで服用しないようにしましょう。

    また、デュタステリドは毎日服用する治療薬のため、2日に1回、3日に1回のように自分で服用間隔を変えてはいけません。

    さらに、飲み忘れに気づいたからといって、昨日の分と合わせて1日2錠飲むといった服薬は禁止です。

    デュタステリドを2錠飲んでも効果が2倍になることはなく、副作用のリスクだけが上昇するおそれがあります。必ず毎日1錠ずつ服用し続けましょう。

    デュタステリドは継続的な服用が大事

    デュタステリドは、飲み始めてすぐに効果が出る薬ではありません。

    人によっては3ヵ月で効果が出る方もいますが、一般的には6ヵ月飲み続けて効果があらわれるものとされています。

    そのため、飲み始めたばかりの方は、効果が出ていなくても心配する必要はありません。

    また、デュタステリドは服用間隔を24時間空ける必要があるため、毎日同じ時間に服用する習慣を作りましょう。

    スマートフォンのアラームを設定したり、リマインドアプリを使ったりして、決まった時間に服用することで、飲み忘れることなく継続的に服用できます。

    さらに、ピルケースやお薬カレンダーなどを使用して、デュタステリドの服用状況を「見える化」することもおすすめです。

    そのまま管理するよりも、服用したかどうかを判断しやすくなるので、飲み忘れや過剰服薬を簡単に防げます。服用タイミングと残数のどちらも管理して、正しい方法で継続的に服用しましょう。

    育毛・発毛効果を期待できないので注意

    デュタステリドは、「薄毛の進行を抑制する」という守りの効果が高い薬です。育毛・発育の効果もありますが、発毛を促すための治療薬と比べるとその効果は低いでしょう。

    デュタステリドの役割は、薄毛の進行を予防して現在の毛髪を維持することにあります。発毛効果を高めて毛髪を復活させたい方は、攻めの薬も併用すると効果を実感しやすいでしょう。

    AGAはDHTの増加以外にも、頭皮の血行不良や食事、睡眠など体の健康状態によっても進行すると考えられています。

    そのため、シャンプーを変えて頭皮環境を清潔に保つ、栄養バランスの良い食事を心がけるなど、髪を育てる力を落とさないよう生活習慣にも気を付けましょう。

    また、リブラクリニックでは発毛を促す治療薬として、ミノキシジル配合外用液、カルプロニウム塩化物を処方しています。

    ミノキシジル配合外用液は毛母細胞を活性化し、発毛、育毛への効果と、抜け毛の予防効果があり、カルプロニウム塩化物は、頭皮の血管を拡張して血流を良くし、毛乳頭への栄養補給を助けることで、発毛を促進する治療薬です。

    デュタステリドで増毛効果を実感しにくい方は、お気軽に医師へご相談ください。

    ミノキシジル配合外用液の詳細はこちら
    カルプロニウム塩化物の詳細はこちら

    デュタステリドを服用してはいけない人

    デュタステリドを服用している人は、「CYP3A4阻害薬」との併用に注意する必要があります。

    「CYP3A4」とは、薬物治療を最適化される重要な代謝の一つです。現代の医薬品の50%以上の代謝に関与していると言われています。

    CYP3A4阻害薬には、デュタステリドの有効成分の代謝を阻害する働きがあり、副作用のリスクが向上する可能性があるため、CYP3A4阻害薬が含まれる薬との併用は気を付けましょう。

    具体的な「CYP3A4阻害薬」の種類については、かかりつけの医者に確認を取りましょう。

    併用禁忌薬について詳しくは、下記のリンク先で解説しています。デュタステリドの服用を考えている方は参考にしてください。

    デュタステリドの併用禁忌についての詳細はこちら

    女性のデュタステリドの服用が禁忌の理由

    デュタステリドは女性の服用が禁忌とされており、女性の薄毛治療などに使われることはありません。

    胎児の性機能に悪影響を与える危険があるため、妊娠中の女性や授乳中の女性は、絶対にデュタステリドを服用してはいけません。

    また、デュタステリドは経皮吸収によって、皮膚から成分が吸収されることに注意しましょう。

    服用しなくても、デュタステリドに触れるだけで、胎児へ悪影響をおよぼす可能性があります。

    女性や子どもが触れない場所に保管したり、家族へきちんと説明したりして、自分以外の家族が触れない環境を作りましょう。

    デュタステリドの処方にかかる費用

    デュタステリド (ザガーロジェネリック)

    当院では、デュタステリドを3種類処方しています。東和薬品株式会社の薬は錠剤と軟カプセル、Meiji Seikaファルマ株式会社の薬は錠剤で、いずれも0.5mgの国内正規品です。
    数量と料金(税込) は、以下のとおりです。

    【デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」】
    (ザガーロジェネリック)

    錠剤シート・錠剤

    デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」

    先発品のザガーロに比べ、錠剤になったので飲みやすくなっております。

    1箱(30錠入):5,500円、5箱(150錠入):25,000円(※1箱あたり5,000円)

    【デュタステリド錠0.5mgZA「明治」】
    (ザガーロジェネリック)

    錠剤シート・錠剤

    デュタステリド錠0.5mgZA「明治」

    先発品のザガーロに比べ、錠剤になったので飲みやすくなっております。

    1箱(30錠入):6,000円、5箱(150錠入):27,500円(※1箱あたり5,500円)

    【デュタステリドカプセル0.5mgZA
    「トーワ」】
    (ザガーロジェネリック)

    錠剤シート・軟カプセル剤

    デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」

    先発品のザガーロに比べ、約4.3mm短くなっており、飲みやすさが向上しております。

    1箱(30カプセル入)7,000円、5箱(150カプセル入)32,500円
    (※1箱あたり6,500円)

    デュタステリドを通販で買うべきではない理由

    AGA治療薬はすべて、医師の処方を受けないと購入できません。通販で購入できるものも見られますが、半数以上が偽物であるといわれています。

    また、海外のジェネリック医薬品は、日本では認可されていない成分を含んでいることもあり、安全性が確認されていません。個人輸入業者を利用すると、詐欺などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

    偽物や海外の薬を使用すると、効果がないばかりか副作用が強くあらわれることもあり、健康へのリスクは高いでしょう。

    これらを使用してトラブルが起きても、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。

    個人輸入を利用した場合も、安全性や品質は自分で判断する必要があります。専門知識がない方は品質などを判断できないため、通販で購入するのは避けましょう。

    医師の診察を受けていれば、副作用があらわれても薬の量を調節する、薬の種類を変更するなど、自分の体質に合った治療を受けられます。

    AGA治療を受けたい方は医師から処方してもらい、正規の薬を使用することが大切です。

    デュタステリドを服用する際の注意点

    医師が薬を持つ画像

    デュタステリドを使用する際には、以下のように注意すべき点が3つあります。

    服用後1~3ヵ月後には初期脱毛が起きやすい

    デュタステリドを飲み始めると、成分の作用によってDHTの生成が抑制され、乱れたヘアサイクルがもとに戻ります。

    すると、古い毛髪が新しく生えてくる毛髪に押し出され、抜け毛が一時的に増加する「初期脱毛」が起きることがあります。

    初期脱毛は薬の効果があらわれ始めた証拠のため、心配する必要はありません。

    初期脱毛の期間は症状が出始めてから3ヵ月ほどといわれていますが、長く続く場合や症状が重い場合には医師に相談しましょう。

    初期脱毛の程度には個人差があり、起こらない場合もあります。初期脱毛がないからといって、薬が効いていないわけではありません。

    また、2回目の脱毛が起こることもありますが、時間が経過すると落ち着くため、心配しすぎないことが大切です。

    妊娠している女性が触れないようにする

    デュタステリドには経皮吸収の性質があり、薬剤に触れるだけで皮膚から体内に成分が吸収されます。

    特に妊娠している女性が触ると、成分の吸収により男子胎児の性機能に悪影響をおよぼし、正常な発達を阻害しかねません。

    そのため、薬に触れてしまった場合は、ただちに石鹸と水で洗い流してください。

    また、20歳未満の服用にも安全性が確立されていないため、子どもがいる家庭では保管方法に注意しましょう。

    薬の保管場所や保管方法に気を付けるだけでなく、飲み方にも注意が必要です。

    カプセルを開けて中身を飲むと、薬剤が飛散して女性の体内に取り込まれるリスクが高まります。
    カプセルは開けずにそのまま飲みましょう。

    処方されていない人の服用は禁止

    デュタステリドなどのAGA治療薬は、医師の処方がないと購入できない薬です。そのため、医師に処方されていない人の服用は禁止されています。
    「家族の分が余っているから……」と、安易に使用しないようにしましょう。

    デュタステリドは男性向けの薬で、女性には効果がありません。また、肝機能障害がある方は使用できないほか、副作用もあるため、必ず病院で相談してから使用してください。

    AGAで悩んでいる方が知り合いにいる場合も、病院を受診して治療を受けることをすすめましょう。

    薄毛の原因はAGAではない場合もあるため、自己判断で使用すると、効果が出ないばかりか体調を悪化させることもあり危険です。

    デュタステリドの併用禁忌の詳細はこちら

    前立腺がんの診断を控えている人は使用禁止

    デュタステリドには前立腺を小さくする効果だけでなく、前立腺がんの腫瘍マーカー「PSA」の数値を低下させる効果もあります。

    腫瘍マーカーとは、がんを見つけるために利用するもので、腫瘍マーカーの数値が高いほど、がんの可能性が高いことがわかるのです。

    デュタステリドの効果で腫瘍マーカーの数値が低下すると、がんが存在していても正常な範囲の数値になり、がんを見落としてしまう可能性があります。

    がんの発見が遅れるとその分治療も遅れ、症状が悪化することもあるでしょう。

    そのため、前立腺がんの診断や検査を控えている方は、デュタステリドの服用が禁止されています。
    また、すでにデュタステリドを服用している方は、そのことを医師へ必ず伝えなければいけません。

    デュタステリドは保険適用されない

    健康保険が適用されるのは、風邪や骨折など日常生活を送るうえで治療が必要な病気やケガに限られています。

    AGA治療はこの基準に該当しないため、デュタステリドの処方には健康保険は適用されません。

    診察などの費用も含め、すべてを実費で支払う必要があります。さらに、医療費控除の対象にもならないことに注意しましょう。

    また、保険が適用されないデュタステリドは、一律で価格が決まっているわけではなく、クリニックが自由に費用を決められます。

    そのため、同じデュタステリドでも高額なクリニックと安価なクリニックがあるので、事前に費用をチェックし、予算内で治療が受けられるクリニックを探しましょう。

    デュタステリドに関するQ&A

    faqの画像

    デュタステリドに関して、よくある質問をまとめました。

    デュタステリドの併用禁忌薬はありますか?

    デュタステリドに併用禁忌薬はありません。ただし、飲み合わせに注意したい薬に「CYP3A4阻害薬」があります。

    デュタステリドは「CYP3A4」で代謝されるため、「CYP3A4阻害薬」を服用すると副作用のリスクなどが高まる可能性があります。

    併用禁忌薬については以下で詳しく解説をしています。

    デュタステリド(ザガーロジェネリック)の併用禁忌

    デュタステリドを飲んでいるときに献血をしてもいいですか?

    デュタステリドの使用中は、輸血や献血ができません。

    デュタステリドは献血できないの詳細はこちら

    デュタステリドは20歳未満でも使用できますか?

    デュタステリドは、20歳未満の方に対する安全性が確立されていないため、使用できません。AGA治療薬の臨床実験は、日本では20歳以上を対象に行なわれているからです。

    デュタステリドは男性ホルモンに働きかける薬で、成長過程にある20歳未満が使用すると生殖機能の正常な発達に影響が出るおそれがあります。

    若年性脱毛症を発症している20歳未満の方もいますが、デュタステリドを使用した治療はできません。

    デュタステリドは経皮吸収の性質があるため、妊娠中の女性や20歳未満は薬に触れないように気を付ける必要があります。子どもがいる家庭では、薬を触られないように置き場所を工夫しましょう。

    デュタステリドは生え際の抜け毛にも効果がありますか?

    デュタステリドは、脱毛作用を持つジヒドロテストステロン(男性ホルモン)の生成を抑制することで、AGAの進行を抑制します。

    生え際の抜け毛は、おもにAGAが原因となって起こるため、デュタステリドは生え際の抜け毛の抑制にも効果を発揮するでしょう。

    また、デュタステリドは生え際や頭頂部に分布する5α-リダクターゼⅡ型(還元酵素)に働きかけることからも、生え際の抜け毛対策に有効です。

    生え際の抜け毛に悩んでいる方は、デュタステリドを服用することで改善する可能性が高いため、根気強く服用を続けましょう。

    デュタステリドはM字ハゲにも効果がありますか?

    M字ハゲは、生え際の抜け毛が進行し、生え際が後退した結果、M字のような髪型になっている状態です。
    生え際の抜け毛のおもな原因はAGAであるため、M字ハゲにもデュタステリドが効果的に働くでしょう。

    一方で、M字ハゲには牽引性脱毛症という別の原因もあります。
    牽引性脱毛症は、髪の毛を長時間引っ張ることで頭皮にダメージが蓄積し、抜け毛が多くなる症状です。
    牽引性脱毛症によるM字ハゲは、AGAによる抜け毛ではないためデュタステリドは効果がありません。

    ただし、M字ハゲの原因がAGAなのか、牽引性脱毛症なのかを判断するには、医師でなければ困難です。

    そのため、M字ハゲが気になり始めたら、なるべく早くクリニックを受診し、M字ハゲの原因と最適な治療方法を見つけましょう。

    デュタステリドを服用すると性機能に影響は出ますか?

    デュタステリドは、男性・男児の性機能に影響がおよぶ可能性があるといわれています。

    副作用として、性欲減退や勃起不全、射精障害など男性機能に関するものが報告されていますが、発現率は高くなく危険性は低いといえるでしょう。

    デュタステリドの使用によって成分が精液へ移行することはなく、子作りや胎児、母胎への影響はないと考えられています。

    しかし、男性機能の低下は不妊へ影響する可能性もあるため、使用中は性行為を控えたほうがよいでしょう。

    子作りを希望している方は一時的に薬をやめて、1ヵ月ほど期間を空けるのがおすすめです。確実に薬の効果を薄めたい方は、半年を目安に時間をとると安心です。

    デュタステリドのカプセルと錠剤に違いはある?

    カプセルと錠剤で成分に違いはないため、飲みやすい形状を選ぶとよいでしょう。病院によってはカプセルのみ、錠剤のみを処方していることもあります。

    当院で処方している錠剤「明治」は、カプセル剤よりも小さく飲みやすいでしょう。

    フィルムコーティングは薬の臭いや苦味を隠すだけでなく、薬の効果が出る速度の調節や胃を傷付けないための工夫です。
    噛み砕くと薬剤が飛散して、周囲の人が経皮吸収をする危険性があるため、噛まずにそのまま飲みましょう。

    カプセル剤「トーワ」「サワイ」は、ゼラチンで作られたカプセルに薬の成分が詰められています。
    デュタステリドのカプセル剤は錠剤よりも大きく、カプセルのゼラチンは喉や食道に付きやすいため、多めの水で飲みましょう。

    デュタステリドとフィナステリドは併用できますか?

    デュタステリドとフィナステリド、どちらもAGA治療に使われる治療薬ですが、基本的に併用はできません。

    デュタステリドとフィナステリドは、どちらも似たような効果を発揮する治療薬です。同様の効果のある治療薬の併用は禁止されています。

    そのため、AGA治療薬を使用する場合、どちらか一方しか選べません。

    また、似た効果を持つ治療薬だからこそ、併用することで副作用のリスクが高まるともいわれています。

    すでにフィナステリドを服用している状況からデュタステリドへ変えたい方は、必ず医師の指示のもと治療薬を切り替えましょう。

    デュタステリドとフィナステリドはどっちがいいですか?

    一概にどちらが良いか答えることはできません。

    デュタステリドとフィナステリドは、AGAへ働きかけるメカニズムが異なります。

    AGAの原因となるジヒドロテストステロンを生成する還元酵素「5α-リダクターゼ」には、Ⅰ型とⅡ型の2種類があります。

    デュタステリドはⅠ型5α-還元酵素とⅡ型5α-還元酵素、フィナステリドはⅡ型5α-還元酵素のみに働きかけます。

    また、血液中に残る有効成分の減少期間にも違いがあり、デュタステリドのほうが長く血液に残ることがわかっているのです。

    そのため、AGAへの効果はデュタステリドのほうが高いといえるでしょう。

    ただし、効果が高い分副作用のリスクが高いともいわれており、効果と副作用のリスク、どちらを重視するかで最適な治療薬が異なります。

    まとめ

    AGA治療薬ザガーロのジェネリック薬品デュタステリドは、ザガーロと同じ有効成分を含んでいる、治療効果の高い薬です。

    ザガーロよりも安価で購入できるため、長く治療を続けやすくなります。

    初めてAGA治療をする方は、確実に治療効果が得られるかわからないまま、高額な治療費を払うことにためらいを感じやすいでしょう。

    AGAの症状が出始めたら、できるだけ早く治療を開始することが大切です。薄毛が気になりだしたら、デュタステリドによる治療を始めてみてはいかがでしょうか。

    AGAが気になる方は、オンライン処方も可能なリブラクリニックまでぜひお気軽にご相談ください。

    目黒院

    JR目黒駅から徒歩0分

    診療時間:10:00〜18:00

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    ※フリーダイヤルが繋がらない場合は固定電話におかけください。

    処方までの流れ

    • ご来院

      ご来院

      • ●予約不要
      • ●保険証不要
      • ●男性スタッフのみ
    • 受付・問診票記入

      受付・問診票記入

      • ●問診票の記入
      • ●服用中のお薬の確認
    • 診察

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      • ●男性医師のみ
      • ●簡単な問診、説明
      • ●診察料は無料
    • 処方

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      • ●院内にてお薬を処方
      • ●ご来院から処方まで5分

    オンライン処方

    現在、リブラクリニックでは全国の患者様を対象に初診・再診問わず、お電話での遠隔診察後、ED治療薬・AGA治療薬をご自宅またはご指定の場所に配送いたします。

    当院でのデュタステリド(ザガーロジェネリック)処方

    ■当院と他クリニックとの違い①

    当院では、診察料無料です。一部の病院やクリニックにあるようなカウンセリング料や検査料などの費用を頂くことはありません。実際にかかる費用は「お薬代のみ」となります。

    ■当院と他クリニックとの違い②

    当院は自由診療のため、保険証に履歴が残りません。
    ご家族や、会社の上司・仲間に気付かれることなく、治療を続けることができます。

    ■当院と他クリニックとの違い③

    当院のデュタステリド(ザガーロジェネリック)は「1箱」単位での処方からになります。また、薬の使用期限が常に最新に保たれるよう管理をしております。当院では使用期限の迫ったお薬をサービス品やおまけとしてお客様へ提供するようなことはしておりません。

    薄毛でお悩みの方は全国にたくさん居られます。「自分だけかも…」と一人で悩む必要はありません。当院の医師はあなたのAGAの原因究明と適切なアドバイス、治療薬の処方で発毛のお悩みに親身になってお手伝いします。当院では、AGA治療20年の実績から多くの患者様に喜びの声をいただいております。

    受付

    安心・安全かつ確実にAGA治療を受けるためにも是非リブラクリニックへご来院ください。「男性スタッフ一同、お待ちしております!」

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