本記事はED治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
バイアグラをお求めの方は、お気軽にオンライン診療をお申し込みください。個人輸入などで起こる偽物のリスクはありません。来院不要でかかる費用はお薬代のみです。
インターネット上で販売されているバイアグラには、偽物が多く存在します。
偽物のバイアグラを服用すると、効果が出なかったり、健康被害が生じたりする可能性があります。
本記事では、バイアグラの偽物がもたらすリスクと、本物との見分け方について詳しく解説します。安心して使用するための情報をお届けしますので、ぜひご覧ください。
この記事の監修者
プロフィール
昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。
バイアグラの偽物の見分け方
あなたはバイアグラの本物と偽物を見て区別ができますか?
今では下の写真のように区別できないほど精巧な偽造品も多く流通しています。
そのため、簡単に見分けることは難しいですが、見分けるためのポイントを解説します。
パッケージを確認する
バイアグラを箱包装のまま流通させることは、製薬会社から禁止されています。
当院でも箱の中のブリスターパック(個々の錠剤が入っている透明のパッケージ)での処方となります。
したがって、箱の形態で売っているものは偽物である可能性が高いですが、病院、クリニックで箱を見る機会がある場合は、下記を参考に本物と偽物の区別をつけられることがあります。
個装箱と錠剤の刻印が、出荷されているものと一致しているか
バイアグラの錠剤には刻印がされていますが、一部のものは「pfizer」から「VIAGRA」に変更されています。
その事情により、個装箱にも「錠剤表示変更品」と書かれたものが出荷されています。
バイアグラ錠50mgは、既にこの変更がされているものが出荷されています。(出荷済みのものがまだ流通しているため、「pfizer」のものも存在します)
バイアグラ錠25mgは、この変更がされたものが2025年11月以降出荷される予定となっています。
ファイザーの公式ロゴと認証マーク
本物のバイアグラには、製造元であるファイザーのロゴが明確に印刷されています。偽物はこのロゴが不鮮明であったり、微妙に異なっていたりする場合があります。
パッケージに印刷されている、公式の認証マークやシリアル番号も確認すると良いでしょう。
フォントと印刷の品質
本物のバイアグラのパッケージは、鮮明で品質の高い印刷がされています。フォントの種類、文字の大きさ、色などが均一で明瞭です。
一方で偽物は、印刷が粗雑で、文字がぼやけていることがあります。
ホログラムシール
一部の正規品にはホログラムシールが貼られています。シールが正確に貼られており、角度を変えると色や模様が変わることが確認できます。
一方で偽物はホログラムがない、または粗悪なものが使われていることがあります。
パッケージの材質
本物のパッケージはしっかりとした紙の材質で作られています。
一方で偽物は紙の材質が薄く、手触りも異なることが多いです。
製造番号
本物のバイアグラのブリスター包装には製造番号、箱には製造番号が印刷されています。これらが明確に印字されているか、偽造されている痕跡がないかを確認します。
錠剤の配置とブリスターパック(個々の錠剤が入っている透明のパッケージ)
錠剤が入っているブリスターパックのデザインや配置も確認します。本物のバイアグラは一定のパターン(1枚あたり10錠)で錠剤が配置されており、ブリスターパックの質感や印刷も高品質です。
錠剤の刻印を確認する
刻印の内容
現在流通している本物のバイアグラには、片面には「VGR」と錠剤の容量(例:「VGR 50」)が刻印されており、もう片面には製造元社名である「pfizer」あるいは「VIAGRA」と刻印されています。(前述のとおり、出荷時期により異なります)
偽物はこの刻印が異なっていたり、不明瞭であることがあります。
フォントと文字サイズや刻印の深さ
本物の刻印は均一で、フォントの種類や文字のサイズが一貫しています。深さも均一で、綺麗に刻まれています。
偽物はフォントが異なる、文字の大きさが不均一、または印字や深さが浅すぎたり深すぎたり、部分的に欠けていることがあります。
刻印の位置
本物の錠剤の刻印は常に同じ位置にあります。
偽物は刻印の位置がずれていることや、錠剤ごとで位置が統一されていないことがあります。
水への溶け方を確認する
溶ける速度
本物のバイアグラは水に入れると、比較的ゆっくりと溶けます。1分半程度で溶け始めることが多いようです。
一方で偽物はこの溶ける速度が異なることがあります。非常に早く溶けたり、逆に溶けにくかったりする場合は偽物の可能性があります。
錠剤のコーティングが異なるので、こういったことが発生します。
溶液の色
本物のバイアグラが溶けた水は、薄い青色になります。溶液が濁ったり、予期しない色に変わったりする場合は偽物の可能性があります。
におい
本物のバイアグラは、溶けたときに特別なにおいはしません。偽物は溶液が異臭を発することがあります。
※あくまでも当院での試験データであり、上記に該当しないからと言って本物である証明とはなりませんのでご注意ください。
日本で承認されているバイアグラ
厚生省で認可されているバイアグラは「25mg」「50mg」のみとなります。
また、国内で販売されているバイアグラ25mg、50mg共に10錠のシート状のもののみとなります。
本物のバイアグラの特徴
ヴィアトリス製薬株式会社バイアグラの10錠シートには裏側に日本語で注意書きが記されていますので必ずご確認ください。
バイアグラ個人輸入の危険性
バイアグラが日本で発売されて20年以上経過しその効果は広く認識されるようになりましたが、その裏で多くの偽物バイアグラも横行するようになりました。
正規品バイアグラ100mgは国内では承認されていないため、個人輸入のサイトで販売されているバイアグラ100mgは偽物の可能性が高いです。近年では個人輸入ED治療薬の5割が偽造品であると言われています。偽造バイアグラの製造現場
偽物のバイアグラは、世界中で製造されており、現在までに、日本を含む世界60ヶ国で偽造バイアグラが発見されています。
偽造バイアグラの製造現場は、この事例のように不衛生であり、また流通経路での品質管理にも問題があります。偽造バイアグラの錠剤は、品質管理されていない場所(アパートの一室等)で ボトルに詰められていたり、適当なポリ袋などにバラで入って送られてきたりします。
バイアグラは基本的にはアメリカで製造されていますのでアメリカ製ならば安心という考えもあるかもしれません。しかしながら近年、他国で偽造されたバイアグラをアメリカ経由で販売している悪徳輸入代理店も横行しており、この点にも注意が必要です。バイアグラの偽造品を購入してしまいお金だけでなく健康も阻害されたら、たまったものではありません。バイアグラは必ず正規品(純正品)をご使用ください。
偽物のバイアグラによる危険性
偽物のバイアグラには、健康被害の危険性があります。偽造薬には、予期しない有害な成分が含まれていることが多いです。これらの成分は、体に深刻な影響を与える可能性があります。
有効成分の量が適切でないこともあります。過剰摂取や不十分な摂取は、効果がないばかりか、健康を損なうリスクを高めます。
また、前述の通り不衛生な環境で製造されることが多く、細菌や他の汚染物質が含まれていることがあります。
偽物のバイアグラを服用して副作用や健康被害にあった場合でも、「医薬品副作用被害救済制度」が適用されません。全て自己責任となります。 具体的な健康被害の例は次の通りです。
視覚障害や心血管の問題
過剰なシルデナフィル(バイアグラの有効成分)が含まれている場合、一時的または永続的な視覚障害を引き起こすことがあります。
また、心拍数の急上昇、血圧の異常上昇または低下、心筋梗塞、心不全などの心血管系の問題が引き起こされることがあります。
イギリスでは、偽造バイアグラを服用した人々が視覚障害、失神、血圧の危険な低下、心臓問題などの重篤な副作用を経験しています。
参考:Fake Viagra: Doctors Warn Of ‘Dangerous’ Side Effects Of Dupe Drugs | HuffPost UK Life
さらに、シンガポールでは、2008年に無認可のバイアグラを服用した4人が死亡し、7人が昏睡状態に陥り、135人以上が病気になったと報告されています。
参考:How To Spot Fake Viagra: 7 Signs of Fake Viagra (With Images) | Noah SG
肝臓や腎臓の損傷
偽造薬には、重金属や工業用化学物質が含まれていたり、不衛生な環境で製造されたために細菌や異物が混入していたりするため、肝臓や腎臓に負担がかかり、長期的な損傷を引き起こすことがあります。
また、シルデナフィル(バイアグラの有効成分)の過剰摂取は肝臓や腎臓に対して有害である可能性があります。
アレルギー反応
偽造薬には、錠剤を形成するためのタルク(滑石)や、見た目を本物に似せるために人工染料や着色料が使用されることがあり、これらの化学物質がアレルギー反応を起こす可能性があります。
また、ゼラチンなど動物由来の成分や、充填剤としてラクトースが含まれていることもあり、特定のアレルギーを持つ人々に対してアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
消化器系の問題
前述の通り、工業用化学物質や細菌、異物の混入、人工染料や着色料などの成分により、胃痛、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器系の問題が生じることがあります。
まとめ
このように、バイアグラの偽物には多くの危険が潜んでいます。
効果がないどころか、健康被害を生じることがあり、最悪の場合死に至るケースも存在します。
さらに、偽造バイアグラは知的財産権を侵害するものとみなされ、日本国内への持ち込みが禁止されています。偽造バイアグラを発見されれば処罰の対象となりますのでご注意ください。
バイアグラに関しましてはお近くの病院、医院、クリニックにて処方されることをお勧めいたします。
当院では国内正規品バイアグラ【ヴィアトリス製薬株式会社】を取り扱っております。
バイアグラをお求めの方は、お気軽にオンライン診療をお申し込みください。個人輸入などで起こる偽物のリスクはありません。来院不要でかかる費用はお薬代のみです。