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ザガーロは、デュタステリドを有効成分とするカプセル型のAGA治療薬です。
グラクソ・スミスクライン株式会社より発売されており、製品名は「ザガーロカプセル0.1mg」と「ザガーロカプセル0.5mg」の2種類となっています。一般名は「デュタステリドカプセル」で、主成分のデュタステリドはプロペシアと同様「5α還元酵素阻害薬」に分類されます。
「ザガーロカプセル0.5mg」は「フィナステリド(プロペシア)1mg」に比べて発毛効果が約1.6倍あるとのことから非常に注目されております。
また、ある学会では、Ⅱ型5-αリダクターゼを抑える働きが、ザガーロはプロペシアの3倍、Ⅰ型については、ザガーロがプロペシアの100倍以上の効果があるという発表がされております。
当院では、「ザガーロカプセル0.5mg」1箱/30カプセル:10,500円、5箱/150カプセル:50,000円(※1箱あたり10,000円)にて処方しております。
【現在処方しているザガーロの消費期限:2024年8月】
ザガーロは、プロペシアに次ぐ新たなAGA治療薬として、2015年9月28日に新たに承認されました。
※ご不明点や、疑問点があればお気軽に下記までご連絡ください。
男性スタッフがあなたの質問にお応えいたします。
「リブラクリニック新宿院」
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リブラクリニック(新宿院・目黒院)では、初診・再診の患者様問わず、お電話での遠隔診察後、ご自宅またはご指定の場所に処方薬を配送いたします。
※これは政府がコロナウイルス感染拡大防止のため、特例的に電話での初診対応を容認している期間限定の処置ですので予告なく終了する場合があります。
ジェネリック医薬品は先発医薬品に比べ、安価に処方できるメリットがあり、今までザガーロが高額で継続的な処方を諦めていた方にも優しいお薬となっております。
当院では「東和薬品」のジェネリック薬(デュタステリド)を採用しております。
ザガーロは、1日1回、1カプセルの内服です。
ザガーロを服用する時間は、朝・昼・夜もしくは食前・食後・就寝前など特に決まっていません。
ただし、おおむね24時間毎に1回内服することが望ましいので、例えば朝食後とか夕食後など1日の中で飲み忘れの少ないタイミングを自分で決めて内服することをお勧めいたします。
飲み始めて大体3ヶ月くらいで効果が出始めますが、効果の確認までには6ヶ月間の連日服用が必要です。そして効果が実感できた後も内服を続ける必要があります。
途中で服用をやめたり、効果が出たからといって服用を中断するとほどなく元に戻ってしまいますので、飲み続けることが大切です。
ザガーロの副作用として勃起不全や性欲減退、乳房障害、肝機能障害などが認められています。詳細は下記のとおりです。
1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
---|---|---|---|
過敏症 | 発疹 | 蕁麻疹、アレルギー反応、瘙痒症、限局性浮腫、血管浮腫 | |
精神神経系 | 頭痛、抑うつ気分 | 浮動性めまい、味覚異常 | |
生殖器及び乳房障害 | 性機能不全(リビドー減少、勃起不全、射精障害) | 乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感) | 精巣痛、精巣膨張 |
皮膚 | 脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症 | ||
消化器 | 腹部不快感 | 腹痛、下痢 | |
その他 | 肝機能異常、倦怠感、血中クレアチンホスホキナーゼ増加 |
このような場合には使用をやめて、ただちに医師の診療を受けてください。
・3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、
効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要となります。
・効果を持続させるためには継続的に服用してください。
・服用の際、カプセルを噛んだり開けたりしないでください。
・男性における男性型脱毛症のみの適応となります。
・他の脱毛症に対する適応はありません。
・服用期間中は献血をしないでください。服用を止めた場合でも6カ月間は避けてください。
・本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある方には処方できません。
・肝機能障害のある方はあらかじめ医師にご相談ください。
・20歳未満での安全性及び有効性は確立されておりません。
・女性に対する適応はありません。
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、及び授乳中の婦人への投与は、絶対にお止めください。
・本製品は皮膚から吸収されるため、女性・小児がカプセルから漏れた内容物に触れた場合は即座に石鹸と流水で洗い流してください。
AGA(男性型脱毛症)では、男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が原因となり、ヘアサイクルの成長期の短縮が起こり、毛包のミニチュア化や硬毛の軟毛化が引き起こされ、抜け毛が増えていきます。
ザガーロは、このDHTの産生を阻害することにより、ヘアサイクルを正常化させ、抜け毛を減らしAGAの進行を抑制します。
ザガーロの主成分である「デュタステリド」はプロペシアの主成分である「フィナステリド」と同じく、5α-還元酵素阻害薬に分類されますので、同様の作用機序となります。
フィナステリドは上記の5α-還元酵素のⅡ型のみを阻害するのに対して、ザガーロの主成分であるデュタステリドはⅡ型に加えてⅠ型をも阻害します。
よってⅡ型のみを阻害するフィナステリドよりも、Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害するデュタステリドのほうが発毛効果はより高いと考えられており、臨床試験において、ザガーロ0.5mg の24週間の内服は、フィナステリド1mgの同様の内服に比べて発毛効果が約1.6倍である、とするデータがあります。
◎ザガーロとプロペシアの比較表
ザガーロ | プロペシア | |
---|---|---|
有効成分 | デュタステリド | フィナステリド |
効果効能 | 男性における男性型脱毛症 | 男性における男性型脱毛症の進行遅延 |
副作用 | 勃起不全、リビドー減退、精液量減少 | 勃起不全、リビドー減退、その他(射精障害、精液量減少、下痢、胃不快感等) |
特徴 | 5α-還元酵素Ⅰ型Ⅱ型阻害 | 5α-還元酵素Ⅱ型阻害 |
献血について | 服用中止後、6ヵ月経過しないと献血できない | 服用中止後、1ヵ月経過しないと献血できない |
併用禁忌薬 | なし | なし |
禁忌 | 本剤の成分および他の5α還元酵素阻害薬に対し、過敏症の既往歴のある患者 女性(妊婦、産婦、授乳婦等) 小児等 重度の肝機能障害のある患者 | 本剤の成分および他の5α還元酵素阻害薬に対し、過敏症の既往歴のある患者 女性(妊婦、産婦、授乳婦等) 小児等 |
AGA治療薬の新薬として新たに認可されたザガーロ。この主成分であるデュタステリドは、ザガーロとして発売される以前から、前立腺肥大症の治療薬(5α-還元酵素阻害薬)アボルブとして発売されていました。
前立腺肥大症とは、前立腺が肥大することによって、尿のきれが悪かったり残尿感が残ってしまったりする病気です。前立腺の肥大は男性ホルモンと大きな関係があり、男性ホルモンが前立腺に作用することにより前立腺が肥大していき、前立腺肥大症が発症してきます。
この前立腺肥大にかかわる男性ホルモンがテストステロンであり、このテストステロンが5α-還元酵素とよばれる酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換され、効率的に前立腺を肥大させることによって前立腺肥大症が発症します。そこで5α-還元酵素の働きを阻害するデュタステリド(アボルブ)を服用することにより、DHTの産生を抑制し前立腺が肥大するのを抑えます。
このように、前立腺肥大症の治療薬としてすでに認可が下りていたアボルブですが、その副作用として増毛効果があることは以前から注目されていました。前立腺肥大症の原因とされているDHTが、AGAの発生の要因でもあるからです。
ではいまでなぜ、AGAの治療薬としての申請がされていなかったかというと、成分や効能が近いフィナステリド(プロペシア)がAGA治療薬として先に認可を受けたことで、商業的に成功が期待できないと判断されて申請を途中棄権したのが理由のようです。
ザガーロの主成分のデュタステリドという成分は、プロペシアの主成分フィナステリドと同様に、AGAの原因である5α-還元酵素を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質の生成を抑える効果をもちます。
この5α-還元酵素を阻害する作用はフィナステリドと同様ですが、5α-還元酵素にはⅠ型とⅡ型の2種類がありフィナステリドがⅠ型の5α-還元酵素のみを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の5α-還元酵素の両方を阻害する効果を持っていて、AGA治療において、フィナステリドの1.5倍の脱毛を抑制する効果があるといわれています。
また、デュタステリドは半減期(薬品成分が血液に溶け込む濃度が半分になるまでの時間)が大変長く、2週間ほどあると公式に発表されているのに対し、フィナステリドの半減期は約6~8時間と発表されていて、このため継続的に服用することでデュタステリドは血中濃度のDHT抑制濃度がフィナステリドよりも、より一定に保たれるので、このこともデュタステリドとフィナステリドの効果の差になっていると考えられます。
日本人で男性型脱毛症を意識している男性は1,260万人、気にしている男性は800万人と推計されています。
AGA治療患者の47.5%が、男性型脱毛症治療に最も期待する効果として「発毛」を挙げています。
グラクソ・スミスクライン社のホームページにて公開されているザガーロの臨床成績(発毛効果)によると約6ヵ月後の毛髪数の変化量は、「ザガーロ0.1mg群で63.0本」および「ザガーロ0.5mg群で89.6本」となっており、「フィナステリド1mg群で56.5本」、「プラセボ群(治療効果のない薬)で-4.9本」となっており、ザガーロ0.1mg群および0.5mg群では約6ヵ月後において、プラセボ群(治療効果のない薬を飲んでいた臨床試験者)と比較して毛髪数が増加した結果となりました。
育毛効果(毛髪の太さ)も約6ヵ月後に変化が見られる結果となっています。
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