市販の育毛剤とAGA治療薬の効果の違いと費用について

市販の育毛剤とAGA治療薬の効果の違いと費用について

(生え際が後退してないか?)と変化に気づいたり、床に落ちている自分の毛髪の本数が(増えていないか?)と気になって、パソコンやスマホでいろいろ検索され、ここに辿り着いた方も多いでしょう。

薄毛が気になるとテレビなどの広告にも目がいきます。有名芸能人がCMに登場する市販の育毛剤ってどんなだろう? クリニックのAGA治療薬とどう違うのだろう? その違いについて紹介します。

市販の育毛剤について

ドラッグストアなどで市販されているのは、おもに「育毛剤」と呼ばれるものです。クリニックで処方されるAGA治療の「発毛剤」とは定義が違います。では「育毛剤」とはどのようなものなのか? 「育毛剤」のホームページをご覧になったとき、商品紹介内には、このような言葉が添えられています──「医薬部外品」「化粧品」。

「医薬部外品」と「化粧品」

少し難しい話になりますが、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の中に、「医薬部外品」の定義があります。

その中に「脱毛の防止、育毛又は除毛」という内容があるのですが、「発毛」という言葉は使われていません。つまり「医薬部外品」である「育毛剤」は、「頭皮を清潔に保ち、抜け毛を防ぐ効果」はありますが、新しい毛を生やす「発毛」までは謳っていないのです。

発毛促進、養毛など、他にもいろいろな言葉が並べられている育毛剤がありますが、「発毛」という言葉は使われていません。使うと法令違反になってしまうからです。

また「化粧品」は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なもの」と定義されており、育毛剤のシリーズを紹介するホームページ中のシャンプーなどには、「化粧品」の表示がされているものがあります。

AGA治療薬とは

上に挙げた「医薬部外品」の市販「育毛剤」とは違い、AGA治療薬は「医薬品」です。疾病の治療などで使用し、体に影響を及ぼすことが目的とされています。ですので「発毛」という効果を謳っているのは市販の育毛剤ではなくAGA治療薬です。当院では数種類のAGA治療薬と血管拡張作用に優れた「カルプロニウム塩化物外用液」の併用をおすすめしています。

AGA治療薬の場合は基本的に医師の処方が必要となります。また、発毛効果のあるミノキシジルが入った外用薬が第一医薬品(薬剤師の説明が必要)としてドラッグストアなどで販売されていますが、ミノキシジルの内服薬は厚生労働省からの認可を得ていない薬剤ですので購入することはできません。

※当院ではミノキシジルの内服薬、外用薬ともに処方しておりません。

AGA治療薬の詳細についてはこちら

「市販の育毛剤」か「AGA治療薬」かどちらを選ぶ?

「違いはわかったけれど、じゃあ結局のところ、どっちがいいの?」という判断に迷うかと思います。入手のしやすさは、もちろん市販の毛髪剤に軍配が上がるでしょう。近所にドラッグストアなどがあれば、すぐに購入できます。一方のAGA治療薬は基本、医師の処方箋が必要ですから、市販の育毛剤より入手に手間がかかります。

費用面においては、市販の毛髪剤は種類が多いので一概には言えないのですが、一カ月分を使用すると考えると5000円から8000円くらいが相場のようです。一方のAGA治療薬は、一日一錠の服用ですが、およそ一カ月分となる一箱は8000円から1万円。ジェネリックでは4000円から6000円となります。費用的には両者に大差はないと考えられます。

また気になるのはAGA治療薬を服用した場合の副作用でしょう。当院で処方している「プロペシア(フィナステリド)」「ザガーロ(デュタステリド)」には、性欲減退などの副作用がありますが、あらわれる可能性の低いものもありますので、医師に相談をしてください。

プロペシアの詳細についてはこちら

ザガーロの詳細についてはこちら

育毛剤を使っているのだけれど……

このHPをご覧になられている方の中には、すでに育毛剤を使用されている方もいるでしょう。心配なことは、「育毛剤を使っているけれど、効果がみられない」ということです。

育毛剤は抜け毛予防・発毛促進効果はありますが、発毛効果を期待することはできません。育毛剤の効果がないまま、AGAが進行している可能性も考えられますので、気になる方は早めに当院にご相談いただければと思います。

各AGA治療薬の違い

ザガーロとプロペシアの違いの詳細についてはこちら

この記事の監修者

プロフィール

昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。

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