AGA治療薬の通販や個人輸入のリスクと偽造品の危険性
本記事はAGA治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
AGA治療でいろいろ調べていると、「個人輸入」「輸入代行」という言葉を見かけたことがあるでしょう。「専門クリニックで処方されている治療薬が安く入手できる?」と飛びつきたくなるところですが、これには大きなリスクが潜んでいるのです。
この記事の監修者
プロフィール
昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。
費用のことなど
AGA治療において、切実な問題となるのが費用面です。診察を受け、処方された治療薬を服用しても、効果が出るまでには時間がかかります。かかる治療薬の費用は経済的な負担になるでしょう。また、専門のクリニックが近くにない場合は通院する費用もかかりますし、通院しているところを知り合いに見られたら……という心配も考えられます。
そんな悩みがあるなかで「個人輸入」「輸入代行」のサイトを見て(いいかも)と思われた方もいるでしょう。専門のクリニックが処方しているAGAの治療薬より安く、しかも送料無料とあれば魅力的に思えます。
たとえば某輸入代行のホームページを見ると、2000円台から購入することができるようです。 AGA治療は一時的なものではなく、続ける必要がありますから、万単位で費用の差が出て来ると考えられます。(だったら、個人輸入でいいや)と思もわれますでしょうが、リスクを知っていただきたいでのす。
個人輸入、輸入代行とは
AGA治療薬は本来クリニックでしか入手できない薬ですが、非正規ルートの個人輸入・輸入代行で入手することも可能です。では、個人輸入とはどういうものなのでしょう?厚生労働省のHPではこう紹介されています(以下抜粋)。
《医薬品などは、人体に影響するものなので、安全性などが科学的データに基づいて確認がなされた製品だけが国内で流通するよう規制されています。一般の個人が輸入(いわゆる個人輸入)することができるのは、自分自身で使用する場合に限られており、個人輸入した製品を、他の人に売ったり、譲ったりすることは認められません》
《一般の個人が医薬品の輸入が可能となっているのは、外国で受けた薬物治療を継続する必要がある場合や、海外からの旅行者が常備薬として携行する場合などへの配慮によるものです》
《自己判断で使用すると重大な健康被害を生じるおそれがある医薬品は、数量にかかわらず、医師による処方が確認できない限り、一般の個人による輸入は認められません》
《日本の医薬品医療機器等法に基づく承認や認証を受けていない医薬品や医療機器の広告、発送などを行うことは、違法な行為です。また、何かトラブルが生じても一切責任を負おうとせずに、全て購入者の責任とされます》
国からNGとされる医薬品ですが、非正規ルートで入手できるのは事実です。個人輸入には、必要書類を提出し、法律違反でない証明を受ける──という原則があるのですが、特例もあるためです。
個人輸入のリスク
上記の説明にもありますが、トラブルが発生しても、すべての購入者が責任を負うことになります。そのリスクが深刻な問題なのです。
まず、個人輸入で送られてきたAGA治療薬が、絶対に本物だという保証はありません。偽造品である可能性があるのです。最初に入手したものが本物で効果があったとしても、次回以降に送られてくるものが偽造品だったりする場合もあります。
もし服用した個人輸入のAGA治療薬が偽造品だった場合、副作用や健康被害が起こる可能性があります。偽造品であった場合だと、何が入っていたのかわからないことから、適切な対処ができないことも考えられます。
国から認可を受けていない医薬品の場合、入院などの重篤な健康被害が出た際に「医薬品副作用被害救済制度」が適用されません。 すべて自己責任となるわけです。さらに、もし副作用や健康被害が出ないとしても、効果がないまま数カ月服用していたら、その間にAGAが進行している恐れもあります。
以上のことから個人輸入でAGA治療薬を使用するのは、かなりのリスクが伴うことがわかります。
安心、安全な専門クリニックの治療薬
個人輸入のリスクについてお分かりいただけたと思います。であれば、当院のように専門医の診断の元で、必ず安全で効果的な国内正規品の治療薬を強くおすすめいたします。また、国内正規品のジェネリック薬品であれば個人輸入のものと値段もさして変わりません。
そして注意していただきたいのは、一部のクリニックでは海外製の国内未承認のジェネリック薬品を処方しているところもありますので国内正規品の治療薬以外にはに十分に気をつけてください。
遠距離やプライバシーに関しても、当院ではオンライン診察で、治療薬の送付も可能です。ご希望であれば、発送の際に品物名を「サプリメント」に変えることもできます。個人輸入のリスクに不安を抱えている方は、ぜひ当院のオンライン診療をご検討ください。
各AGA治療薬の違い【プロペシア・フィナステリド・ザガーロ・デュタステリド・ミノキシジル・カルプロニウム塩化物】
プロペシア フィナステリド錠 |
ザガーロ デュタステリド錠・ カプセル |
ミノキシジル |
カルプロニウム 塩化物 |
|
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有効成分 | フィナステリド | デュタステリド | ピリドキシン塩酸塩 トコフェロール酢酸エステル l-メントール |
塩化カルプロニウム |
錠剤の形状 | 【プロペシア錠】 【フィナステリド錠】 |
【ザガーロカプセル】 【デュタステリドカプセル】 【デュタステリド錠】 |
【ミノキシジル】 |
【カルプロニウム塩化物】 |
効果部位 | 頭頂部、後頭部 | 前頭部、頭頂部、後頭部 | 脱毛している頭皮に塗布 (気になるところ) |
脱毛している頭皮に塗布 (気になるところ) |
特徴 | 男性における男性型脱毛症の進行遅延に効果がある。 | 男性における男性型脱毛症に効果がある。 | 男性における男性型脱毛症に効果がある。 | 男性における毛髪の成長を促す効果がある。 |
作用 | 5α-還元酵素Ⅱ型のみを阻害 | 5α-還元酵素Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害 | 頭皮の血管を拡張して毛母細胞を活発化させ発毛を促す | 頭皮の血管を拡張作用 |
効果の現れ | 6ヵ月間~1年 半年以上は服用してみてください。 プロペシアの効果について |
6ヵ月間~1年 半年以上は服用してみてください。 ザガーロの効果について |
4ヵ月から6ヵ月 ミノキシジルの効果について |
1〜2ヶ月以上 カルプロニウム塩化物の効果について |
服用・使用方法 | 1日1回、1錠を服用 プロペシアの服用について |
1日1回、1錠を服用 ザガーロの服用について |
1回1mlを1日2回塗布 | 1日3〜4回適量を塗布 |
副作用 | 頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等 プロペシアの副作用について |
勃起不全、リビドー減退、その他(射精障害、精液量減少、下痢、 胃不快感等) ザガーロの副作用について |
勃起不全、リビドー減退、 精液量減少 ミノキシジルの副作用について |
発赤、そう痒感、刺激痛、 局所発汗、熱感 |
併用禁忌 | 併用禁忌はありません。 | 併用禁忌はありません。注意が必要な成分として「CYP3A4阻害薬」があります。 ザガーロの併用禁忌薬について |
併用禁忌はありません。 | 併用禁忌はありません。 |
当院推奨度 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
料金 | 4,300円~ プロペシアの料金について |
5,500円~ ザガーロの料金について |
5,000円~ ミノキシジルの料金について |
1,500円~ カルプロニウム塩化物の料金について |
製薬会社 | オルガノン株式会社 ヴィアトリス製薬会社 東和薬品株式会社 富士化学工業株式会社 |
グラクソ・スミスクライン株式会社 東和薬品株式会社 Meiji Seika ファルマ株式会社 |
富士化学工業株式会社 | 長生堂製薬株式会社 |
添付文章 | プロペシア添付文章 | ザガーロ添付文章 | ミノキシジル添付文章 | カルプロニウム添付文章 |
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