ミノキシジル内服薬は危険?副作用発生率と国内国外ともに未承認の理由を医師が解説【医師監修】

更新日:2026.02.13

本記事はAGA治療の専門医院として23年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。

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AGA(男性型脱毛症)の治療を検討する際、強力な発毛効果を期待してミノキシジルの『内服薬』に興味を持つ男性は少なくありません。

しかし、ミノキシジル内服薬は本来、重い高血圧症の治療薬として開発された血管を拡げる薬であり、AGA治療用としては国内どころか海外でも承認されていません。

安易に飲むと心臓や肺に深刻な影響を与える可能性があるため、医学的には推奨できない治療法です。

この記事の重要ポイント
  • ミノキシジル内服薬は国内、国外ともに未承認薬であり、日本皮膚科学会のガイドラインでも副作用のリスクから「行うべきではない」と評価
  • 副作用として心嚢液貯留や心タンポナーデといった命に関わる心疾患を招く恐れがあり、安易な個人輸入や服用は極めて危険
  • 安全なAGA治療には、リブラクリニックが提供する国内承認薬の組み合わせと、医師によるオンライン診療の活用が最適

この記事の監修者

甲斐沼 明(かいぬま あきら)

昭和48年3月京都府立医科大学卒業、昭和54年5月医師免許取得。東京逓信病院、いばらき健康管理センターを経て、令和6年8月リブラクリニック目黒院入局(非常勤)。
前任の日髙士郎先生からの要望を受け、令和7年12月よりリブラクリニック目黒院院長に就任。長年の臨床経験を活かし、ED治療・AGA治療に取り組む。
目次※知りたい情報をクリック

    ミノキシジル内服薬が国内外で承認されていない理由

    ミノキシジルには外用薬と内服薬がありますが、AGA治療として医学的に認められているのは外用薬のみです。

    内服薬は作用の仕組みが根本的に異なり、全身への影響が避けられないため推奨されていません。

    血圧を下げる薬が元なので全身に作用してしまう

    ミノキシジル内服薬は1960年代に米国で開発され、1979年に「ロニテン」という商品名で発売された血圧を下げる薬がルーツです。

    血管を強制的に拡張させて血圧を下げる作用がありますが、その強力な効果ゆえに全身に影響を及ぼします。

    参考:FDA(米国食品医薬品局)「LONITEN® (minoxidil) tablets」添付文書

    日本皮膚科学会が策定した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」において、ミノキシジル内服治療は最低ランクの「D判定(行うべきではない)」と評価されています。

    参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

    外用薬と内服薬では作用する範囲が決定的に異なる

    AGA治療において最も重要なのは、治療の継続性と安全性のバランスを保つことです。

    ミノキシジル外用薬は頭皮の毛包周辺の血管のみに作用するよう作られていますが、内服薬は血液を通じて全身を巡ります。

    この全身への影響が、頭髪以外の部位に深刻な健康被害をもたらす主な原因です。医師の立場から見れば、髪を増やすという目的のために大切な臓器に負担をかける選択は、良いとは言えません。

    ミノキシジル内服薬は心臓や血管に重大な副作用を起こす可能性がある

    血管を広げる作用を持つミノキシジル内服薬は、心臓や血管に2つの重大なリスクをもたらします。

    1つは血圧低下への反応、もう1つは体液の貯留です。これらが組み合わさることで、命に関わる状態へと進行する可能性があります。

    血圧が下がると心拍数が増えて動悸が起こる

    ミノキシジル内服薬を飲むと、血管の筋肉にあるK_ATPチャネルという部分が開いて、血管が急激に広がります。

    この血圧低下に反応して、体は心拍数を増やして血流を保とうとする『反射性頻脈』を引き起こします。

    この現象により、日常的に激しい動悸や胸の圧迫感、息切れといった症状が現れることがあります。心臓への過度な負担は、健康な若い男性であっても無視できないリスクです。

    『心嚢液貯留』から『心タンポナーデ』へ進行する危険性がある

    さらに重い副作用として、心臓を包む膜の中に液体が溜まる『心嚢液貯留』や、それが進行して心臓が圧迫される『心タンポナーデ』が報告されています。

    特に腎臓の機能が低下している場合や、心臓の病気を持っている方にとって、ミノキシジル内服薬は命に関わる結果を招く可能性があります。

    急激な体重増加や足のむくみが現れた際は、心不全の前兆である可能性があるため、すぐに服用を中止して医師の診察を受ける必要があります。

    参考:FDA(米国食品医薬品局)「LONITEN® (minoxidil) tablets」添付文書

    研究データが示すミノキシジル内服薬の多毛症発生率と初期脱毛

    内服薬は血液を通じて全身を巡るため、頭髪だけでなく体毛全体に作用します。さらに、治療の開始時と中止時には予期せぬ脱毛現象が起こることも報告されています。

    服用者の多くに全身の多毛症が発生する

    研究データによると、ミノキシジル内服薬を飲んだ男性に「多毛症」が高い確率で起こることがわかっています。

    多毛症の発生率は用量によって大きく異なり、低用量(0.25-1.25mg/日)では約30%、高用量(2.5-5mg/日)では87-93%に達します。

    参考:Low-Dose Oral Minoxidil for Alopecia: A Comprehensive Review – PMC

    これは頭髪だけでなく、眉毛、頬、背中、手足など全身の毛が濃くなる現象であり、美容目的でAGA治療を行う方にとっては新たな悩みの種となる場合があります。

    髪を増やすために全身が毛深くなるという矛盾は、内服薬特有の全身への作用がもたらす避けられない副作用です。

    初期脱毛とリバウンドにより薬への依存性が生じる

    また、治療開始の初期には一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こる可能性が高いことも理解しておくべきです。

    加えて、ミノキシジル内服薬をやめると、保たれていた毛髪が急速に抜け落ちる「リバウンド」のリスクも存在します。ある報告では、服用を中止して1年以内に約60%の患者さんが以前の状態に戻るか、さらに薄毛が進行したことがわかっています。

    参考:Topical minoxidil in male pattern baldness: effects of discontinuation of treatment – PubMed

    一度飲み始めると、健康リスクを抱えながら一生飲み続けなければならないという依存性が生じます。

    未承認薬を使う法的リスクと救済制度の適用外問題

    国内で承認されていない薬を使うと、副作用が起きても公的な補償が一切受けられません。さらに個人輸入で手に入れた薬には、偽物や有害物質が混入している危険性もあります。

    重い副作用が起きても『医薬品副作用被害救済制度』は適用されない

    ミノキシジル内服薬は、厚生労働省からAGA治療薬としての承認を一度も受けていない「国内で承認されていない薬」です。

    そのため、万が一重い副作用が起きて入院や障害が残ったとしても、公的な「医薬品副作用被害救済制度」を利用することはできません。

    承認薬であれば救済の対象となるようなケースでも、未承認薬の場合は医療費や補償がすべて自己負担となり、患者さんの人生を大きく左右するほどの経済的な負担を負うことになります。

    『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは下記サイトをご覧ください。
    医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

    個人輸入で手に入れた薬には偽物や有害物質が混ざっているリスクがある

    インターネット上には、安価な海外製のミノキシジルタブレットを販売する個人輸入代行サイトが見られます。

    しかし、個人輸入で手に入れた薬には、有効成分が入っていない「偽物の薬」や、有害な不純物が混ざっているリスクが常にあります。実際、製薬会社4社の合同調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品であることが判明しています。

    参考:<偽造ED治療薬4社合同調査結果>インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品

    これらの偽造品には、承認用量を超過した成分や、全く異なる成分、複数の不純物が含まれていました。

    医師の診断なしに自分で判断して服用量を調整することは、命に関わる不整脈や急激な血圧低下を招く恐れがあり、医療的な安全性は一切保証されていません。

    国内承認薬を使った安全なAGA治療を実現する、リブラクリニックのオンライン診療

    ここまで見てきたリスクを回避しながら、効果的にAGA治療を進める方法があります。それはオンライン診療で国内で承認された薬の処方を受けることです。

    国内で承認された薬の正しい組み合わせで安全な治療が可能

    リスクの高い未承認薬に頼らなくても、国内で承認された薬を正しく組み合わせることで安全かつ効果的なAGA治療は可能です。

    AGAの進行を抑えるフィナステリドやデュタステリドと、頭皮に直接つけるミノキシジル外用液の併用は、医学的にも推奨されている正攻法です。

    当院リブラクリニックでは、これらの国内で承認済みの正規品のみを取り扱っており、医師の診断に基づいた適切な治療プランを提供しています。

    オンライン診療なら自宅で完結しプライバシーも守られる

    リブラクリニックは初診からスマートフォンでのオンライン診療に対応しており、来院の必要なく自宅で治療を開始できます。

    診察終了後、決済が確認できれば、最短で即日にお薬を発送します。

    配送時の梱包は、中身が分からないよう配慮されており、荷物の送り元を「L商品センター」、商品名を「サプリメント」に変更することも可能です。

    お近くの佐川急便ヤマト運輸の営業所での受取も可能で、ご家族や同居人に知られることなく、確実にお手元に届きます。

    オンライン診療のご利用の流れ

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    4. 配送: 決済確認後、お薬をご指定の住所へ発送します。

    まとめ

    ミノキシジル内服薬を入手、服用するということは、心臓や血管への重大なリスク、全身の多毛症、そして公的な救済制度が適用されないというリスクが伴っています。

    一時的な発毛効果と引き換えにするには、あまりに大きな代償です。髪を増やす目的は、充実した人生を送るためであり、その土台となる健康を損なっては本末転倒です。

    リブラクリニックでは、国内で承認された薬を医師の診断のもとで正しく組み合わせ、安全かつ効果的なAGA治療を提供しています。

    当院で取扱の薬品

    当院では、国内正規品の富士化学工業株式会社のミノキシジル配合外用液5%を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
    ミノキシジルの効果と副作用、内服薬と外用薬の違いについて解説【医師監修】


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