フィナロイドは本当に安全?偽造品リスクと副作用救済制度の落とし穴を専門医が解説【医師監修】
本記事はAGA治療の専門医院として23年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
※フィナロイドは当院では処方しておりません。
AGA治療を考えている男性にとって、毎月の薬代は切実な問題です。「フィナロイド」と検索する方の多くは、少しでも安く治療を続けたいと願っているはず。その気持ちは十分に理解できます。
しかし、医師として断言します。価格の安さだけで未承認薬を選ぶのは、将来的に健康とお金の両方を失う「安物買いの銭失い」になる可能性が極めて高いです。
本記事では、フィナロイドの個人輸入に潜む重大なリスクと、国内承認薬を使って安全かつ経済的に発毛を目指す方法を、専門医の視点から詳しく解説します。
- フィナロイドなどの未承認薬は「医薬品副作用被害救済制度」の対象外。万が一副作用が起きても、治療費は全額自己負担になる
- 個人輸入薬の約1割は偽造品の可能性があり、有効成分が入っていないどころか、有害物質が混入しているリスクもある
- リブラクリニックのオンライン診療なら、国内承認薬を安価で処方可能。安全性と経済性の両立ができる
この記事の監修者
甲斐沼 明(かいぬま あきら)
前任の日髙士郎先生からの要望を受け、令和7年12月よりリブラクリニック目黒院院長に就任。長年の臨床経験を活かし、ED治療・AGA治療に取り組む。
フィナロイドとは?その効果とプロペシアとの違い
フィナロイド(Finaroid)は、フィリピンの製薬会社『ロイドラボラトリーズ(Lloyd Laboratories)』が製造・販売するAGA治療薬です。
日本で承認されている先発薬『プロペシア』と同じ有効成分『フィナステリド』を1mg含んでおり、いわゆる海外製ジェネリック医薬品として流通しています。
薄い赤色の円形錠剤で、パッケージには成分量などが英語で記載されています。
AGA治療におけるフィナロイドの効果(作用の仕組み)
AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、男性ホルモン『テストステロン』が、体内の還元酵素『II型5αリダクターゼ』によって、より強力な脱毛作用を持つ『DHT(ジヒドロテストステロン)』に変わることです。DHTは毛根にある受容体と結合し、髪の成長期を短くする信号を出します。
フィナロイドに含まれるフィナステリドは、この『II型5αリダクターゼ』の働きを抑え、DHTの産生を減らすことで、以下のような効果をもたらします。
- ヘアサイクルの正常化: 短くなった成長期を元に戻す
- 抜け毛の抑制: 細く短い毛が抜けるのを防ぐ
ただし、フィナロイドはあくまで「抜け毛を防ぐ(守り)」の薬です。すでに進行した薄毛部位から積極的に発毛させる「攻め」の効果を求めるなら、血流を促す「ミノキシジル」との併用が一般的です。
プロペシア(先発薬)との決定的な違い
「成分が同じなら効果も同じだろう」と考えるも多いかもしれません。しかし、プロペシアとフィナロイドには、安全性において下記のような決定的な違いがあります。
- 添加物と製法の違い: 有効成分以外の添加物(コーティング剤など)が異なり、体内での吸収速度やアレルギー反応のリスクが異なる
- 臨床データの有無: プロペシアは日本人を対象とした臨床試験を行い、有効性と安全性が確認されている。一方、フィナロイドには日本人向けのデータが存在しない
- 国の承認: プロペシアは厚生労働省の厳しい審査に合格しているが、フィナロイドは日本の安全基準を満たしているか確認されていない
つまり、「成分が同じ」というだけでは安全性の根拠にはなりません。国の承認を受けた薬には、日本人の体質に合わせた検証と、万が一の際の救済制度という二重の安心があると言えます。
フィナロイドの個人輸入に潜む「4つの致命的なリスク」
インターネット上の個人輸入代行サイトでは、フィナロイドを手軽に購入できます。しかし、医療機関を通さない医薬品の購入には、健康面だけでなく法律面・経済面での「見えないコスト」が伴います。
1. 『医薬品副作用被害救済制度』の対象外による経済的リスク
最も見落とされがちで、かつ人生を狂わせかねないリスクが『医薬品副作用被害救済制度』を受けられないことです。
この制度は、国内で承認された医薬品を正しく使用したにもかかわらず、入院が必要な副作用や障害が生じた場合に、医療費や障害年金などの給付を国が行うセーフティネットです。
『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは下記サイトをご覧ください。
医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
フィナロイドのような未承認薬を個人輸入して重い肝機能障害などが起きても、これらの救済は一切受けられません。
治療費は全額自己負担となり、後遺症が残っても何の補償もありません。目先の数千円を節約するために、将来の保証を捨てていることになります。
2. 偽造品の混入率と健康被害
ED治療薬を製造販売する国内4社(ファイザー、バイエル薬品、日本新薬、日本イーライリリー)が2016年に実施した合同調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品であることが判明しました。
参考:<偽造ED治療薬4社合同調査結果>インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品
AGA治療薬もED治療薬と同様に人気が高く、偽造のターゲットになりやすいのが現状です。
- 成分ゼロ: 小麦粉やデンプンを固めただけで、効果がまったくない
- 有害物質の混入: ペンキ、殺虫剤、重金属、不衛生な環境由来の細菌などが混入している事例も報告されている
パッケージや錠剤の刻印は精巧に偽造されており、医師でさえ見た目での判別は困難です。効果がないだけならまだしも、健康被害を受けてしまっては本末転倒です。
3. 日本人向け安全性データの欠如
医薬品の効果や副作用には、人種による体質の違いが影響します。フィナロイドは海外向けに製造された薬であり、日本人の体質における安全性試験は行われていません。
海外では報告されていない副作用が、日本人には強く出る可能性も否定できません。自分の体を実験台にするような行為は避けるべきです。
4. 配送トラブルと法的リスク
個人輸入は、注文しても商品が届かない、税関で没収されるといったトラブルがつきものです。また、法律上、輸入が認められているのは『購入者本人が使用する場合』に限られます。
余った薬を友人に譲ったり、フリマアプリで転売したりする行為は『薬機法違反』となり、逮捕されるリスクもあります。
フィナロイドの副作用と肝機能障害への懸念
フィナロイドの主成分であるフィナステリドには、ホルモンバランスや肝臓に関連する副作用が報告されています。
個人輸入し自己判断で使用することは、これらの兆候を見逃し、症状を悪化させるリスクを高めます。
主な副作用(性欲減退・ED・初期脱毛)
同じ主成分である先発医薬品のプロペシアの添付文書では、以下の副作用が報告されています。
- リビドー(性欲)減退: 1〜5%未満
- 勃起機能不全(ED): 1%未満
- 射精障害: 1%未満
また、服用開始から2週間〜1ヶ月頃に、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。
これは休止期の古い髪が押し出され、新しい髪が生えてくるサインですが、医師の説明がないと「薬のせいでハゲた」と誤解し、治療を中断してしまう原因になります。
自己判断で中止してしまうと、それまでの治療費と時間を無駄にすることになってしまいます。
副作用が出たときに「相談できる医師」がいるか
フィナステリドは肝臓で分解される薬であり、体質によっては肝臓に負担がかかる可能性があります。
また、性機能に関する副作用が出た場合、服用を続けるべきか、減薬すべきか、別の治療法に切り替えるべきか、判断に迷うこともあるでしょう。
個人輸入ではなく、クリニックで処方を受けていれば、こうした不安や体調の変化をすぐに医師に相談できます。症状に応じて休薬や減薬、代替治療の提案など、適切な対応を受けられるのが大きな安心材料です。
一方、個人輸入の場合は相談先がありません。「このまま続けていいのか」「この症状は副作用なのか」と不安を抱えたまま自己判断で服用を続けるか、中断するかの二択を迫られます。
フィナロイドと国内承認フィナステリド錠の比較
「海外製ジェネリックは安い」というイメージがありますが、価格だけで比較するのは危険です。AGA治療は長期間続けるものだからこそ、「安心して続けられるかどうか」が最も重要な判断基準になります。
価格には表れない「見えないコスト」
フィナロイドの服用には、薬代以外に以下のような「見えないコスト」が伴います。
- 偽造品リスク: 効果のない偽薬だった場合、服用期間がすべて無駄になる
- 健康被害リスク: 副作用が出ても救済制度の対象外。治療費は全額自己負担
- 時間的コスト: 届くまで1〜2週間かかる。税関で没収される可能性もある
- 精神的コスト: 「本物かどうか」「このまま続けていいのか」という不安を抱え続ける
一方、国内承認薬をクリニックで処方してもらえば、正規品である保証、医師への相談窓口、万が一の救済制度という「安心」が手に入ります。この差は、単純な価格差では測れません。
厚生労働省承認薬の品質保証(GMP基準)
国内で承認されたジェネリック医薬品は、日本の厳しいGMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)を満たした工場で製造されています。
有効成分の含有量、溶けやすさ(溶出試験)、不純物のチェックなどが厳密に管理されており、常に一定の品質が保証されています。
いつどこで、誰が作ったかわからない未承認薬とは、信頼度が根本的に異なります。
安全かつ安価にAGA治療を行うなら、リブラクリニックのオンライン診療
リスクを冒さずにコストを抑えたい。そんな合理的な選択をする方に選ばれているのが、リブラクリニックのオンライン診療です。
当院では、厚生労働省承認の国内正規品のみを取り扱っています。フィナロイドのような未承認薬や、出処不明の輸入品は一切処方しません。
医師が責任を持って選定した薬のみを提供するため、偽造品に対する不安なく治療に専念できます。
スマホ完結!オンライン診療の流れとスピード発送
「忙しくて病院に行けない」「待合室で人と会いたくない」という方には、オンライン診療が最適です。診察終了後、決済が確認できれば、最短で即日にお薬を発送します。
配送時の梱包は、中身が分からないよう配慮されており、荷物の送り元を「L商品センター」、商品名を「サプリメント」に変更することも可能です。
お近くの佐川急便やヤマト運輸の営業所での受取も可能で、ご家族や同居人に知られることなく、確実にお手元に届きます。
お薬代と送料のみで続けやすい料金体系
当院は診察料(初診・再診)が無料です。かかる費用はお薬代と送料のみというわかりやすい料金体系を採用しています。国内承認のフィナステリド錠も取り扱っており、月4,000円(まとめ買い適用時)からの低価格で治療を継続できます。
オンライン診療のご利用の流れ
- Web予約: 当院のオンライン診療予約フォームから、ご希望の日時を選択して予約してください。
- 電話診察: 予約時間になると、医師からお電話を差し上げます。リラックスできる環境でお待ちください。
- 処方・決済: 診察の結果、問題がなければお薬が処方されます。クレジットカード、銀行振込、代金引換のいずれかで決済を行います。
- 配送: 決済確認後、お薬をご指定の住所へ発送します。
フィナロイドに関するよくある質問(FAQ)
Q: フィナロイドはAmazonや楽天で買えますか?
A: いいえ、購入できません。フィナロイドは日本国内未承認の医療用医薬品であり、医師の処方箋なしにAmazonや楽天などの一般通販サイトで販売することは法律で禁止されています。
Q: 今持っているフィナロイドと、クリニックの薬を併用してもいいですか?
A: 絶対におやめください。成分が重複し、過剰摂取となって副作用のリスクが増大するおそれがあります。また、手持ちの薬が偽造品である可能性も考慮し、医師の診断のもとで正規の処方薬に一本化することを強くお勧めします。
Q: オンライン診療だと、家族にバレずに受け取れますか?
A: はい、可能です。リブラクリニックでは、配送元の名義をクリニック名ではなく「L商品センター」に変更したり、品名を「サプリメント」としたりする対応が可能です。
また、自宅ではなくお近くのヤマト運輸や佐川急便の営業所留めで受け取ることもできます。
Q: 錠剤を半分に割って飲んで節約してもいいですか?
A: 錠剤を割ることはお勧めできません。フィナステリドの成分は、男児を妊娠している女性が触れると胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。
錠剤はコーティングによって成分が飛散しないようになっていますが、割ることで中身が露出し、家族(特に女性や子供)を危険にさらすリスクがあります。必ず医師の指示通りに服用してください。
まとめ
AGA治療は、一度始めたら長く続けていくものです。目先のわずかな安さに惹かれてフィナロイドを選んだ結果、健康を害したり、効果のない偽薬にお金を払い続けたりしては本末転倒です。
国内承認薬には、国の承認という「お墨付き」と、副作用救済制度という強固な「セーフティネット」があります。
リブラクリニックのオンライン診療なら、通院の手間を省きながら、国内承認薬をリーズナブルな価格で入手できます。
当院で取扱の薬品
当院では国内正規品のオルガノン株式会社のプロペシア錠を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
プロペシア(フィナステリド)とは?効果・副作用・費用から注意点まで専門医が徹底解説【医師監修】
また、フィナステリド錠(プロペシアジェネリック)も取り扱いしております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
当院で取扱のプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)(東和薬品株式会社/富士化学工業株式会社/ヴィアトリス製薬合同会社)
当院では電話での問診にてオンライン診療を実施しております。来院不要でかかる費用はお薬代と送料のみですので、お気軽にご相談ください。
オンライン診療を予約する